首位・広島に迫るも...巨人「投壊」危機 中継ぎ陣のトレード補強はできるのか

J-CASTニュース / 2019年5月27日 18時55分

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巨人は2019年5月26日、東京ドームで広島と対戦し、5-4で勝利した。初回、広島に先制を許すも、裏の攻撃で主砲・岡本和真内野手(22)が逆転の3ラン。7回には広島・長野久義外野手(34)のタイムリーなどで同点とされたが、8回に再び逆転に成功してクロスゲームをものにした。

からくも3連敗を逃れた巨人は、首位・広島とのゲーム差を「2」として2位の座を死守した。

菅野不在、山口はQS達成

この日の先発のマウンドに上がったのは山口俊投手(31)。絶対的エース菅野智之投手(29)が不在の今、ローテーションの柱として期待される山口は、7安打を許しながらも1失点でしのぎ、クオリティ・スタート(QS=先発投手が6回以上投げ、3自責点以内に抑える)を達成し、首脳陣の期待に応えた。先発陣が5試合連続で「責任イニング」の6回までもたずに降板している中でのQS達成となったが、中継ぎ陣の不安定さは相変わらず。

今シーズンの巨人中継ぎ陣の象徴的ともいえるシーンが訪れたのが、山口が降板した直後の7回だ。2番手サムエル・アダメス投手(24)が、先頭の野間峻祥外野手(26)にセンター前に運ばれ、1死後に3番サビエル・バティスタ内野手(27)、4番・鈴木誠也外野手(24)に連続安打を許して1失点。巨人に暗雲が立ち込め始めると、原辰徳監督(60)が早めの決断で、3番手に戸根千明投手(26)を指名した。

中継ぎ陣が山口の勝利を奪った

1死1、2塁の場面で登場した戸根は、5番・西川龍馬内野手(24)に死球を与え、1死満塁のピンチに。ここでも原監督の決断は素早く、戸根は1死も奪えずにわずか3球のドタバタ降板。2点リードの1死満塁の場面でマウンドに上がった4番手・田原誠次投手(29)は、最初の打者となった長野に2点タイムリーを許して同点とされた。ピンチはなおも続いたが、ここは田原が踏ん張り追加点を許さず。ただ、中継ぎ陣の乱調が山口の約1カ月ぶりの白星を奪う形となった。

ここ最近は、先発が6回まで持たずに、後を継いだ投手も踏ん張れずに失点するパターンが続いていた。抜群の安定感を誇る新守護神・中川皓太投手(25)を除けば、この数試合で安定した成績を残している救援投手は沢村拓一投手(31)くらいだろうか。沢村といえば5月7日発売の週刊誌で飲酒トラブルが報じられ、その10日後に1軍に昇格。1軍合流後、ここまで4試合に登板して失点なし。5月17日にはセーブを記録し、この日は勝利投手となった。

飲酒トラブルでG党から大きな「ブーイング」を浴びせられ、球団は批判覚悟の起用と思われるが、その沢村が現在の中継ぎ陣を支えているのは事実。その一方で、フィールド内での「失態」に関して原監督の決断は早く、26日の試合で「責務」を果たせなかったアダメスと戸根の2人を出場選手登録から抹消。この2人に代わって鍬原拓也投手(23)と池田駿投手(26)が1軍に昇格する見込みだ。

外国人投手の補強は現実的ではない

開幕からここまで、中継ぎ陣を固定出来ずにいる巨人。原監督は1軍と2軍を頻繁に入れ替え、テコ入れを繰り返すが、先発の後を継ぐ2番手、3番手が結果を残せないでいる。連日の中継ぎ陣の乱調にネット上では今後の展開を不安視する声が殺到している。在京球団の関係者は、投手の補強手段のひとつとして、他球団とのトレードを上げ、その可能性について次のように言及した。

「現在の巨人の投手事情を見れば、先発と中継ぎであと1枚ずつほしいところ。海外から獲得する手もありますが、今後、マシソンやクックらが1軍に上がってくるでしょうし、メルセデス、ヤングマンもいますから、外国人枠の関係で現実的ではない。そうなると補強はトレードということになりますが、どの球団も投手が不足しているので、積極的に投手をトレードに出したがるチームはないと思います。ただ、巨人の控え野手には、他球団なら確実にレギュラーになれるような選手が数多くいる。『巨人で燻ぶっているのならウチがほしい』という球団は多い。即戦力となる野手対投手、あるいは野手込みの2対1のトレードなら手を挙げる球団もあると思います」

広島戦の負け越しで3位の阪神とのゲーム差はわずか0.5ゲーム。28日からは甲子園で阪神との「直接対決」を控える。好調・阪神打線を巨人投手陣がどう抑えるのか。注目が集まる。

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