百田尚樹の正体見たり!間違いもコピペも何でもやる「売れない本は本じゃない」

J-CASTテレビウォッチ / 2019年5月31日 20時51分

ニューズウイーク日本版が「日本を席巻する『百田尚樹現象』」という20ページの大特集を組んでいる。日本を席巻するとは大仰だが、書いたはノンフィクション・ライターの石戸諭。毎日新聞で10年ほど記者をやっていたというから、日本では数少ないリベラル派のようだ。

百田の本を全部読み、見城徹幻冬舎社長にもインタビューしている。ここでも何度か書いたが、百田は、タレントで歌手のやしきたかじんが亡くなった後、直前にやしきと結婚した女とのことを『殉愛』とタイトルをつけ、「純愛ノンフィクション」と謳って幻冬舎から出した。

ところが、その内容たるや、女のいい分だけで構成され、女が悪口をいっているたかじんの長女や元マネージャーのいい分などまったく取材しない、ノンフィクションとは程遠い駄本だった。長女も元マネージャーも百田と幻冬舎を相手取り訴えを起こした。結果、百田も幻冬舎も敗訴した。

元マネージャーは『純愛』出版後、社会的な信用を失い、芸能界での職を得ることもできず、家族共々、大阪から東京へ引っ越しを余儀なくされてしまったという。石戸のいうように、表現は相手の生活を壊すこともできるのである。

この裁判を傍聴したノンフィクション作家の角岡伸彦が、百田が法廷でこう語ったという。「確かに、書き方については、もっとこうしたらよかったという思いはありますが、仕方ない。書いてしまったんやから」

石戸に対して、見城徹はこう答えている。「名誉棄損については申し訳なかったが、出すべきだと判断したということです。これ以上言うことはない。僕は作家の側に立つ。危険だからやめようと言うことはできた。でも、作家が熱を込めて書いたもの。うちのために書いてくれたのだから訴訟に負けても、作家の側に立つという決断をした」

このインタビューは、百田の『日本国紀』を批判した作家の津原泰水の文庫本を、出版直前に出さないと幻冬舎側が津原に通告し、その上、見城は自身のツイッターで、津原の作品はこれしか売れなかったと実売部数を公表するという、出版人にあるまじき愚行をする前に行われた。

彼にとって売れない作家など守る必要はないが、売れる作家なら身を挺してでも守るという身勝手なものなのだ。

石戸は、百田人気をこう分析する。<中韓に「怒り」を爆発させ、朝日新聞という大マスコミを批判する言葉は、非マイノリティポリティクスと相性が良い。マジョリティーである「ごく普通の人」は多かれ少なかれ、中韓への違和感や疑義を持って、生活している。百田の言葉は「ごく普通の人の感覚」の延長線上にあるのではないか、と>

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