児相がまた見殺し「札幌・詩梨ちゃん虐待死」48時間ルール守っていれば救出できたのに・・・

J-CASTテレビウォッチ / 2019年6月13日 17時7分

6月5日(2019年6月)、札幌で2歳の女児が虐待死した。何度も繰り返されるこの悲劇を、なぜ児童相談所や警察は救うことができなかったのか。週刊文春が取材し、憤っている。

北海道警は、ススキノのキャバクラ嬢、池田莉菜(21)と、交際相手のススキノで出会い系の相席居酒屋を経営する藤原一弥(24)を傷害容疑で逮捕した。莉菜が119番通報し、救急隊員が駆け付けた時には、オムツだけの詩梨(ことり)ちゃんは息をしていなかった。彼女の体に暴行を思わせる痣やタバコを押し付けたような痕があり、解剖の結果、死因は衰弱死で、2歳児の平均体重は12キロ程度だそうだが、詩梨ちゃんは6キロ台しかなかったという。

莉菜が未婚の母になったのは18歳の時。その後、お決まりの男遍歴を繰り返すが、彼女には子どもを虐待や暴行するような様子はなかったそうだ。だが、藤原という男は「子どもが嫌いだ」と公言していたという。

18年9月に、子どもを託児所に預けっぱなしで育児放棄が疑われると児相に通報がある。児相は家庭訪問をするが、問題なしと判断。2度目は今年4月に「昼夜を問わず子供の泣き叫ぶ声が聞こえる」と通報があった。児相は周辺世帯を調査するが、莉菜が「その期間は不在だった」と電話で弁明し、その後は児相の連絡に応じなくなった。

週刊文春は、この時点で、「通称48時間ルールが守られていない」と難じる。昨年7月に、東京目黒区で起きた女児虐待死事件を機に、「虐待通告から48時間以内に安全確認ができなかった場合は、立ち入り調査をする」と政府が決めた緊急対策だ。

それができていれば、詩梨ちゃんは死なずにすんだはずだ。5月には道警にまで通報が入る。道警によると、児相に同行を求めたが、都合がつかず、母子と面会時に、詩梨ちゃんの身体に複数の痣があり、児相には虐待を想定した強制的な立ち入り検査を提案したという。

児相側は会見で、警察によって安否確認ができたと思ったと釈明している。また1人の職員で百数十件の事案を担当していると、人員的な限界を訴えた。道警が面会した約3週間後、詩梨ちゃんは亡くなった。

また起きてしまった児童虐待死と、それを未然に防げなかった児相の危機感のなさが浮き彫りになった。たしかに人員の少なさはあるだろうが、何としても虐待されている子どもを助けるという強い使命感を持った人間がいて、それを第一に考える所長がいれば、救えた命だったことは間違いない。

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