山形沖地震の特番切り替え テレビ各局は早かった?遅かった?

J-CASTニュース / 2019年6月19日 19時59分

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気象庁が6月18日22時26分に発表した「震源・震度に関する情報」(気象庁サイトより)

新潟県村上市で最大震度6強を観測した大きな地震で、テレビ各局は発生からほどなくして放送内容を切り替え、地震特番を流した。

特番へ切り替えるタイミングをめぐっては、女性タレントが「日本テレビさんは、切り替わるのが、他のテレビ局と比べて遅かった」とブログで指摘した。実際、どうだったのか。J-CASTニュース編集部が録画を確認して検証した。

大桃美代子さん「『あれ?』と思ってNHKにしたら...」

気象庁によると、山形沖を震源とする今回の地震は2019年6月18日22時22分頃に発生した。この地震について、新潟県に実家があるタレント・大桃美代子さんが19日、ブログで言及した。前夜、東京で揺れを感じてテレビをつけたら、

「日本テレビはボンビーガールをやっていて、ずっとそのまま。『あれ?』と思ってNHKにしたら、『津波が来ます、逃げてください』と」

という状態だったと報告。さらに、

「(略)昨日の日本テレビさんは、報道特番に切り替わるのが、他のテレビ局と比べて遅かったのが気になりました」

と指摘した。自身がかつて、日本テレビ系の情報番組「ズームイン?SUPER」に出演していた経験も踏まえ、「私がズームインでお世話になっていた時は、何処よりも、命に係わる情報を早く出す。。。を徹底して(略)」いたとして、

「あの日本テレビが、、どうしたんだろう?という感じでした」

と感想を吐露していた。

大桃さんが触れた2局を含むテレビ各局は、どのタイミングで地震特番に切り替えたのか(速報テロップは除く)。その時刻を検証した(以下の時間表記は、都内にあるJ-CASTニュース編集部内で各局番組の録画を確認し、録画開始(番組開始)からの経過時間<秒単位の表示あり>から計算した)。

ニュース番組中だった局も

NHK(総合)は「クローズアップ現代+」(22時~)の放送中で、テーマは日本の司法制度の現状だった。22時22分台に、放映画面の中央部に目立つ形で緊急地震速報が出たことを知らせる長方形状の告知が表示され、ほどなく画面は番組キャスター武田真一氏に変わり、「緊急地震速報です」と告げた。この画面も10秒も経たないうちに切り替わり、別スタジオのメガネ姿の男性アナウンサーが地震情報を伝え始めた。この際、画面左上の時刻表示には「10:22」(22時22分)とあった。

この時間帯がニュース番組で、他の民放より比較的早く地震情報に特化した放送になったのはテレビ朝日。「報道ステーション」(21時54分~)で、ホルムズ海峡でのタンカー襲撃事件に関するニュースの途中、22時24分頃に富川悠太キャスターが、「ご覧頂いている途中ですが...」と地震関連ニュースを伝え始め、以降は事実上、特番化した(以下同)。

連続ドラマの最終回を放送中だったのはTBS。吉高由里子さん主演の「わたし、定時で帰ります。」(22時~)で、CM明けの22時26分頃(27分近く)、東北・北陸地方などの地図や各地の震度表記などが大写しになる画面に変わった。

フジテレビでは、バラエティ番組「レディース有吉」(22時~)の最中だった。22時27分頃(28分近く)に地震特番に変わった。

あのテレビ東京は?

普段は各局が横並びで報じるような大きなニュースがあった際も、予定されていた番組を放送する「独自の戦い」を展開することが多いことで知られるテレビ東京は、どうだったのか。「ガイアの夜明け」(22時~)で、速報テロップ(22時24分頃)からしばらく経った、CM明けの22時40分頃、女性アナウンサーが「番組の途中ですが」と、緊急地震速報が出たことを伝え、地震報道を続けた。

大桃さんが指摘した日本テレビはどうだったのか。情報バラエティ「幸せ!ボンビーガール」(21時~)の後半部分、22時26分頃(27分近く)、画面全体が、地名や津波の第1波到達予想時刻などが表になっている文字情報に変わり、ほどなく地震が起きた山形県酒田市の「LIVE」画像などに切り替わって特番になった。

こうして比較すると、日本テレビの特番切り替えのタイミングは、NHKとテレビ朝日よりは遅く、TBSとほぼ同じ時間帯で、フジテレビとテレビ東京より早かった、ということになる(あくまでJ-CASTニュース編集部内の録画機機能による時刻表記であり、ひとケタ台の分数表記は実際とは異なる可能性がある)。

大桃さんは先のブログで、日本テレビについて「仕事でお世話ににもなっていますし、好きなテレビ局さんです。よくみているだけに気になりました」とも触れている。地震特番から通常番組へ戻るタイミングの早さも指摘していた。地震に対する平時の備えの大切さなども訴えていた。

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