最後の壁(父親の反対)に立ち向かう車椅子の青年の純愛。既視感があってつまらなかった <パーフェクトワールド 第9回 もう諦めない>(フジテレビ、関西テレビ制作)

J-CASTテレビウォッチ / 2019年6月21日 12時0分

鮎川樹(松坂桃李)と川奈つぐみ(山本美月)のヨリが戻る話である。といったら1行で終わるが、樹はヤッパリつぐみを愛していて、是枝洋貴(瀬戸康史)と婚約して結婚の日取りも近いのに、つぐみは洋貴に別れてくれという。「どこか予測していた」とお人好しの洋貴はいい、以前から洋貴に惹かれていた妹のしおりが、洋貴にキスを迫るが、彼は拒否する。当欄で第1回は褒めたのだが。

一方、献身的に10年間、樹を支えてきた元看護師で今ヘルパーの長沢葵(中村ゆり)に樹は「有難うございました」と解雇を伝えるが・・・。まあ、予想通りの展開(筆者は劇画嫌いなので原作は全く読んでいない)で笑っちゃうくらいである。最後の関門はつぐみの父親(松重豊)で、車椅子の男と結婚したら、娘がミスミス不幸になると反対している。樹が何度会いに行っても門前払いである。

人気の松坂桃李と、垂れ目で可愛らしい山本美月を組み合わせたら可憐なカップルが出来そうとか、事故で半身不随になったが、優秀な一級建築士である樹の障碍者の複雑な心理を描こうとしているのはわかるが、展開も設定もどこかで見たような既視感がある。関西テレビは恋愛もの制作の達人で、これまで面白いものを見せてもらったが、今回の作品は先が読めるというか既視感丸出しでがっかり。車椅子の青年が、あまりにも立派過ぎて、鼻白む。彼らの内面の鬱屈がないはずはない。障碍者に気を使い過ぎである。(放送2019年6月18日21時~)

                         

黄蘭

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング