「問題児」ネリ、井上尚弥戦は遠のくばかり? パヤノに勝っても別の大物が...

J-CASTニュース / 2019年7月18日 21時0分

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井上尚弥(2016年撮影)

ボクシングのWBCバンタム級1位ルイス・ネリ(24)=メキシコ=が2019年7月17日、米ラスベガスで会見に臨んだ。

7月20日(日本時間21日)に米ラスベガスでフアン・カルロス・パヤノ(35)=ドミニカ共和国=との対戦を控えるネリは、ビッグマウスを炸裂させ元スーパー王者相手に早期KO勝利を宣言。世界王座返り咲きを狙う無敗の「問題児」が、自慢の強打で「全米デビュー」を果たせるか。注目される。

ネリ陣営が描く青写真とは...

会見場でパヤノと相対したネリの口から次々と強気なコメントが飛び出した。これまでも「不遜」な言動で日本ボクシングファンの不興を買うネリだが、元スーパー王者に対してもそれは変わらず。インタビュアーから試合予想を問われると、「3ラウンド、4ラウンドで倒すよ」と自信満々に答え、上から目線で35歳のベテランを一蹴した。

王座奪回へ第一関門となるパヤノ戦は、米放送局「FOXスポーツ」のペイ・パー・ビュー(PPV)で全米生中継が予定されている。昨年12月に米国の大手プロモート社、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)と契約を結び、本格的に米国進出を図るネリにとっては、結果はもちろん試合内容が問われる一戦となる。

ネリ陣営が描く青写真は、パヤノ戦に勝利して世界王座奪取だ。指名挑戦権を持つWBCが本命となるが、年内にも予定されるWBC王座統一戦の結果次第では、WBOにターゲットを変更する可能性も十分ある。そして、ベルトを取り返した暁にはかねてから熱望する「モンスター」井上尚弥(26)=大橋=との対戦を見据える。

ネリ陣営の目論見に反して、井上VSネリ戦は遠のきつつある。井上はワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級を勝ち進み、決勝で世界5階級制覇のノニト・ドネア(36)=フィリピン=との対戦を控える。決勝戦は11月に開催される見込みだが、日程の詳細は決定していない。また、海外の報道では、ドネア戦後の対戦相手に言及するものもある。

米・大物プロモーターが井上陣営と接触か

海外の一部メディアによると、米国のトップランク社CEOで大物プロモーターのボブ・アラム氏(87)が、井上との契約に向けて本格的に動く構えを見せているという。アラム氏は今年4月に元IBF、WBA世界バンタム級王者ライアン・バーネット(27)=英国=と契約を結んだ。アラム氏は、井上がドネアに勝利した際、次戦でバーネットと対戦させたい意向を示しているという。

すでに水面下でアラム氏が井上陣営に接触しているとの情報もあり、井上がトップランクと契約する可能性は低くはないだろう。トップランクとの契約が成立すれば、アラム氏の青写真通りになる可能性は非常に高い。アラム氏はWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33)=帝拳=と契約を結んでいることから日本のボクシング事情にも明るく、「問題児」をあえて井上の対戦相手に選ぶということは考えにくい。

13度の世界戦を経験し、そのなかで「レジェンド」オマール・ナルバエス(44)=アルゼンチン=を破り、WBSSでは対立王者を次々とキャンバスに沈めてきた。いまや世界の大物プロモーターをも動かすほどに世界的ボクサーとなった「モンスター」。一方のネリはようやく世界の舞台に立とうとしている「グリーンボーイ」にすぎない。

ことあるごとに井上との対戦を口にする「問題児」だが、井上との差は加速度的に離れていく一方だ。いずれにせよ、パヤノ戦で勝利しなければ何も始まらない。ネリVSパヤノ戦は7月20日(日本時間21日)にゴングが鳴る。

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