名門大学出身のあおり男と、暴行シーンを撮影し続けたガラケー女 2人の奇妙な関係とは...

J-CASTテレビウォッチ / 2019年8月19日 14時47分

茨城県の常磐自動車道で10日(2019年8月)、あおり運転のあげく無理やり車を停止させた上、相手の男性(24歳)を複数回殴って傷害容疑で茨城県警から指名手配された宮崎文夫容疑者(43)が18日、大阪市内の自宅マンション近くで逮捕された。事件当時宮崎容疑者の車に同乗していた交際相手の喜本(きもと)奈津子容疑者(51)も犯人蔵匿・隠避容疑で逮捕された。

逮捕の瞬間、捜査員に囲まれた宮崎容疑者が、喜本容疑者に何度も助けを求めた。喜本容疑者は「向こう(被害男性)が先にあおってきた。真実を話す」とカメラに向かって声を荒げた。

2人は自分たちが加害者ではなく被害者と思っていた?

いったい2人はどんな関係なのだろうか。臨床心理士の明星大学心理学部の藤井靖准教授は「共依存の関係にある」と指摘する。「喜本容疑者は宮崎容疑者の唯一の理解者で、一緒にいてサポートしてあげることで結果自分も支えられているようなところがあるのでは」というのだ。

事件当時、喜本容疑者は真っ先に車を降りると、ガラケーで被害男性の乗る車を撮影し始めた。被害男性は「自分が殴られている間もずっと撮影していて、後部座席のドアを開けようとしていた。本気で自分たちを殺そうとしているのだと思った」と振り返る。

激高する宮崎容疑者の横でひたすら撮影を続ける喜本容疑者。その様子は不気味ですらあるが、藤井准教授はこの行動を2人が「自分たちが被害者だと思っている証拠」と指摘する。

「心理学でいう『認知のゆがみ』です。我々から見ると、明らかに被害者男性が被害者だということが分かる。でも2人は、自分たちが被害者だと最初から思っているのです。言動をみていると、我々の社会通念で考えられる価値観とはかけ離れたところにいる感じがします」(藤井准教授)

もしそうだとすれば、暴行事件直後、2人が事件現場からおよそ60キロ離れた東京品川区の中華料理店で優雅に食事している様子をSNSにアップしていたのも少しは納得がいく。

名門企業での失敗がクルマ偏愛心理に影響?

これまでに高級車をひんぱんに乗り換える一方、色々な場所であおり運転を繰り返していた宮崎容疑者は、どんな人物か。

大阪の天王寺高校を経て私立名門の関西学院大に進学した宮崎容疑者は2000年、計測機器などを製造販売する大手上場企業「キーエンス」に入社。しかし半年で退社。その後、塾講師を経て2003年、母親から土地と建物を相続。2018年には不動産会社とコンサルティング会社を起業した。

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