「夜勤者が気づくはず」容体急変の患者、放置され死亡

読売新聞 / 2019年9月12日 10時24分

 岐阜大医学部付属病院(岐阜市)は11日、昨年10月に手術直後の男性患者(70歳代)の容体が急変した際、担当の看護師たちが心拍や血圧などを監視する機器のアラーム音に気づかず、男性が死亡する医療事故があったと発表した。病院は患者の容体管理などについて、体制が不適切だったとして遺族に謝罪した。

 病院によると、男性は昨年6月中旬に手術した心臓の検査のため、10月初旬に入院した際に右冠動脈に異常が見つかり、再手術を受けた。その後間もなく、病室にいる男性の容体急変を知らせるアラーム音が看護師詰め所で鳴ったが、看護師たちはすぐに対応せず、男性は24分後に病室で心停止状態になっているのが見つかり、翌日亡くなった。

 アラーム音が鳴ったのは日勤と夜勤の交代直後で、夜勤の看護師は他の病室を巡回中でアラーム音に気づかなかった。詰め所に残っていた一部の日勤者はアラーム音を聞いたが、夜勤者が気づいていると思い込んで対応しなかったという。

 吉田和弘院長は記者会見で、「ご遺族に深くおわびする」と陳謝した。

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