「南無阿弥陀仏でフォローバック」境内になんじゃこれ掲示板!近ごろお寺もキャッチ―重視

J-CASTテレビウォッチ / 2019年9月19日 13時39分

京都市下京区の浄土宗三哲山龍岸寺では、掲示板に「過去からログオフ、現在にログイン、これぞ仏道」という標語が掲げられている。観光客や通行人は驚いて目を留める。これまでも「NO ご先祖、NO LIFE」「進みゆく道は違えど、幸せを願う気持ちは変わらない、メリークリスマス!」「阿弥陀さま、すべての人をフォロー中、南無阿弥陀仏でフォローバック!!」など、"攻めた標語"が掲げられてきた。

これらの標語を考えているのは池口龍法住職だ。きっかけは3年前、携帯ゲーム「ポケモンGO」で龍岸寺がホットスポットになっていたことだった。このとき、池口住職は「むしろ400年来の念仏のホットスポットです。合掌し念仏してからスマホを操作しましょう」と書いて話題になった。

全国一競う「輝け!お寺の掲示板大賞」も開催

京都市下京区では佛光寺でも、現代的な言葉を融合された標語を掲げている。今月は「どの色をまぜてもつくれない色があるように、人はそれぞれほかの人には出せない色をもっている」

過去には「つくられた幸せでインスタ疲れ。本当の幸せは写真映えしない日常の温かさの中に光っている」「ひと月待てた手紙の返事、メールになって一週間、LINEになって一時間? 待てなくなってる、せわしないね」などがある。30代~60代9人の僧侶たちがメンバーの「標語政策委員会」が考えている。

こうした「攻めた標語」は全国で増えていて、全国一を決めるコンテストも開かれているのだ。公益財団法人仏教伝道協会が主催する「輝け!お寺の掲示板大賞」だ。今年はすでに700件がノミネートしている。

福岡県の永明寺は吉本興業のゴタゴタで、松本人志がツイートした言葉をもじって「衆生は不安よな。阿弥陀動きます」と書き話題になった。ほかにも大塚愛のヒット曲をもじって「隣どおしアミダとあたしさくらんぼ」もある。広島県の超覚寺には、広島カープの歴代選手の名言を集めた標語や脳トレのような標語もある。

檀家の減少、後継者不足、お寺離れを食い止めたい

このような"攻めた標語"が増えている理由について、仏教伝道協会の江田智昭さんによると、檀家の減少、お寺を継ぐ後継者不足、一般の人のお寺離れなど、仏教界が抱える大きな問題があるからだという。

社会学者の古市憲寿「戒名はいくらで書くと明らかにするとか、もっとわかりやすくする方法があるのに」と、攻めた標語では寺離れを食いと稀れないと指摘する。バイオリニストの岡部磨知も「認知度を上げたいんでしょうね」と冷ややかだ。

司会の小倉智昭は「私は、お寺の掲示板はあまり見ていません」

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