「桜を見る会」データ、復元可能時期に「すでに廃棄」子どもでも分かるウソで政府は何を隠す?

J-CASTテレビウォッチ / 2019年12月3日 14時39分

国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」の招待者名簿が破棄され、政府が電子データの復元は不可能としている問題。内閣府の「桜を見る会」の名簿の保存期間は1年未満だと言うが、例えば、迎賓館の盆栽や鯉の管理についての公文書は5年間、職員の休暇簿は3年間と保存期間が決まっている。政府にとって「桜を見る会」よりも盆栽の方が大事なのか。あまりにも短い名簿の保存期間に誰もが不自然さを感じるわけで、当然、野党は2日(2019年12月)の参院本会議でデータ復元を迫った。

それに対し、安倍総理は「サーバーでデータを保存するシンクライアント方式なので、データ破棄後に復元は不可能だ」と説明した。シンクライアント方式とは端末本体に保存機能がなくサーバーでデータを保存するもので、内閣府では2019年1月から新しく導入したそうだ。

「ウソ付き政権に『美しい国』と言われたくない」

しかしこの答弁でも不自然さが露呈する。シン方式ではデータ削除後も最大8週間はデータをバックアップ保存しているので、共産党議員が国会で追及した5月21日には復元可能だった。ところが、内閣府はその時点で「破棄した」と説明していた。

政治ジャーナリストの角谷浩一さんは「去年の森友・加計問題以来、少しは反省していると思ったら続けているということが分かった」とあきれ顔だ。

「野党は電子データ永久保存法を議員立法で出すべき。そして自民党はなぜそれに賛成できないか問うべきだ。もりかけ問題でも公文書がなくなったとか破棄したとか色々な理屈が出てきたが、それを合法化するために内閣府がいちはやく取り入れたとしたら、教訓が全く生かされていないということです」と角谷さん。

青木理(ジャーナリスト)「怖いのは、これで会計監査員もチェックできなくなってしまったこと。僕ですら税務署が来たときのために領収書を5年は取っておきます。子どもでもウソだとわかることを言っている政権に、『美しい国』とか『子どもに道徳教育を』なんて言われたくない」

菅野朋子(弁護士)「手続きに乗っ取ってやっているという言い訳で通すのでしょうけど、手続き自体が適正なのかという問題がある」

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