長雨と日照不足で野菜が「見たことのない値段」に高騰!すでに厳しい状況にある飲食店をさらに追い詰めている

J-CASTテレビウォッチ / 2020年7月28日 11時12分

全国的に続く長雨や日照時間不足で野菜が高騰している。東京都墨田区の「スーパーイズミ」では、98円のネギ1束が150円に、98円のホウレンソウが198円に、130円のキャベツが250円に...などなど、倍近くまで値上がりしている野菜が多くある。五味衛社長は「半端じゃないです。いまだかつて見たことがないような値段になっています」と話す。

野菜高騰は、新型コロナの影響で厳しい状況に立たされている飲食店の経営をさらに圧迫している。野菜メニューが豊富な東京都千代田区の飲食店「BISTRO Kuu」では、売り上げが昨年に比べ30%減に落ち込む最中、来月の仕入れ値は総額でおよそ5万円アップした。それでもメニューや価格を変えずに営業を続ける。お店で働く門倉和幸さんは「緊急事態宣言が明けて少しずつお客様が戻ってきているところなので、ここで価格を上げてお客様が離れてしまっては元も子もないので」と話す。

8月中旬には元に戻るか?でも台風が来たら...

生産者も頭を抱える。千葉県松戸市で農業を営む戸張恭隆さんは「20年くらいやっていて、初めてと言うくらい収穫がない状態です」と話す。例年なら夏野菜が出荷のピークを迎える時期だが、ナスは成長が悪く、キュウリは実がならない。農薬をまいても雨ですぐ流されて、病気にかかりやすい。また、一面の長ネギ畑はずっと泥水に使った状態で育たず、この状態で台風が来れば収穫は絶望的になってしまう。

野菜高騰はいつまで続くのか。流通ジャーナリストの近藤卓志さんは「梅雨が明ければ8月の中旬くらいには価格が落ち着くのでは。今後北海道からの出荷が増えるので、ジャガイモ、ニンジン、大根などの価格は安定するでしょう」と話す。では、気になる梅雨明けは...。

気象予報士の松並健治「九州南部は早ければきょう28日(2020年7月)、関東甲信は来週以降になります。遅いですね。8月の梅雨明けは13年ぶりです」

ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「去年は台風19号で大変な被害があったので、8月に台風上陸がないことを祈るばかりです。飲食店は3重苦です。客足はなかなか戻らず、ソーシャルディスタンスもとらないといけないのに、仕入れ値も高くなっているのですから」

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