試験にレポート、学生トレーダーは超多忙 慶大が学業の合間にプラス積み上げ(1)【FX大学対抗戦 第14週】

J-CAST会社ウォッチ / 2020年7月31日 11時45分

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慶應大が着々……

期末試験やレポートの提出に追われた学生トレーダーは今週(2020年7月20日週)、学業に専念したことで、早稲田大学、明治大学、専修大学が取引を見送った。

そうしたなか、慶応義塾大学が多忙の合間を縫って英ポンド円取引へのトライを続け、プラスを積み上げた。

「財政出動」が着眼点(明治大学)

みなさん、こんにちは。明治大学投資サークルBreakouts!外務局長の池田慶吾です。

今週(7月20日週)は取引なしで1週間を終えてしまいましたが、為替市場のニュースを紹介します。

《EU(欧州連合)コロナ復興基金案合意》
EUではCOVID-19の復興基金の議論が行われていましたが、「倹約4か国」と呼ばれる加盟国の合意を得られなかったため難航していました。

結果としては、

(1)「倹約4か国」に対してEUに拠出した分担金の払い戻しを増額、
(2)資金が適切に使われていない場合に加盟国が首脳会議で問題提起をでき、
(3)法の支配が徹底されていないと判断されれば必要な手続きを経て拠出停止できる。

といった譲歩によって合意にたどり着いたようです。

また、この事はユーロ圏財政の一本化への大きな一歩となったとされています。EUでは通貨統合は早かったのですが、今回の債権の大量発行で加盟国全体で足並みを揃えて資金調達する形となりました。

《緩和相場と息切れ》
コロナショック明けのマーケットはFRB(米連邦準備制度理事会)を中心に大量の緩和マネーが発行されたことによって、株式市場は早急に回復していました。しかし、直近の株価は少し息切れの様相を見せ始め、ダウンサイドリスクへの警戒感が高まっていました。

今回のEUの財政出動が足元のダウンサイドリスクを軽減するほか、今年中の施行が期待されているFRBによるYCC(イールドカーブ・コントロール)の実施などが行われれば金融市場のファンダメンタルズは再び好転して株価はさらに上昇すると考えられます。

《YCCへの期待感と、株・為替への影響》
ここで注意すべきなのは、YCCは為替にとってはダウンサイドの要素となるということです。YCCはイールドカーブ(債券の利回り曲線)を、コントロール(買い入れにより操作)するという行為であるために、FRBのバランスシートは一段と拡大していくことが考えられます。

その場合、ドルの価値は棄損されていくことから、ドル円及びクロス円通貨は下落方面に圧力が強まるためか買い向かいづらくなっていくことが予想されます。

《今後の着眼点》
現在は米ドルの政策金利(下限)が「0」になっている状態なので、これ以上政策金利の引き下げはあり得ません。またFRBは事実上無制限の量的緩和策、個別社債の買い付けと行った資金供給手段はある程度出尽くしており残るはYCCぐらいのものとなっています。

よって金融緩和だけではなく、財政出動に着眼点を置いてファンダメンタルズの良し悪しの判断のもと為替市場の状況判断をしていく必要があるため、米国・欧州・日本などの先進国の政府機関の報道を追っていく必要があります。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
EUの復興基金議論は5日にわたり議論され、ようやく決着がつきました。歴史的に、EUで何か決める場合、ほぼ一度では決まりません。このことを覚えておくと、市場参加者の思惑も読みやすくなります。
さて、イールドカーブ・コントロールですが市場は9月の導入を予想しているようです。ただ、フォワードガイダンスやの導入や膨れ上がったバランスシートの目標設定が先であると考えられます。
なお、クラリダ副議長とブレイナード理事はイールドカーブ・コントロールが、フォワードガイダンス強化に役立つと前向きの見解。ただ、FRBのパウエル議長とニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言を見ると、導入の可能性は低いのではないでしょうか。

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
7月24日現在          9801円

◆ 今週は取引できませんでした(早稲田大学)

今週はテストとレポートがたくさんあって、まったく取引できませんでした。

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
7月24日現在        1万1420円

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