講師「何でわからへんねん」、泣きじゃくる男児…発達障害ある小5に暴言
読売新聞 / 2021年2月23日 10時33分
大阪市立小学校の20歳代の男性講師が授業中、発達障害のある5年生の男児(10)に「何でわからへんねん」などと暴言を繰り返していたことがわかった。男児に当時の様子を尋ねると動揺して泣き出すといい、学校は両親に謝罪。市教委は事実関係を確認したうえで、男性講師の処分を検討する。
学校や保護者によると、男児は算数と国語については特別支援学級で授業を受けている。男性講師は1月20日、特別支援学級での授業中に算数のドリルを解いていた男児に「問題をちゃんと読んでみろ」「前にもやったのに覚えてないんか」などと何度も怒声を浴びせた。
次の授業時間になっても男児が泣きじゃくっていた様子に気付いた女性教諭が校長らに伝え、問題が発覚。暴言について男性講師は学校の調査に対し、「(男児の)解答が違っていたので腹が立った。障害を理解せず、自分本位のペースで授業を進めてしまい、申し訳ない」と話しているという。
男性講師は1月26日から学校を休暇中で、2月15日には校長らとともに両親と対面し、謝罪した。母親は読売新聞の取材に「息子は問題の意味を理解できず苦しんでいたのに、高圧的な言動で追い込んだのは許せない」と話している。
この記事に関連するニュース
-
発達障害グレーゾーンの子の小学校入学直前の不安を解消する電子書籍を無料配布『先に知っておきたい!パステルキッズがスムーズに小学校生活を送るためのママの対応』
@Press / 2021年2月24日 10時0分
-
震度6強でよみがえる記憶 近づく「3・11」…被災地に必要な心のケアは
産経ニュース / 2021年2月17日 18時20分
-
発達障害の当事者100人の声から生まれたノートが発売11カ月で販売数1万1,000冊を突破 新たなサイズとカラーを追加し、2月27日に販売スタート
@Press / 2021年2月12日 9時30分
-
不登校児への学習支援は、オンライン学習教材に活路を見出せ。城南進学研究社は、2月23日にオンライン学習教材「デキタス」を用いた活用事例発表会を開催。教育現場のリアルな声をお届けします。
DreamNews / 2021年2月5日 15時0分
-
「発達障害の従業員」について会社が負う"義務" 裁判例から読み解く「合理的配慮義務」の内容
東洋経済オンライン / 2021年2月2日 10時0分
ランキング
-
1「NHK視聴できないTV」でも、受信契約は義務…原告側が逆転敗訴
読売新聞 / 2021年2月25日 7時44分
-
2エスカレーターから買い物カート落とした疑い 高校生ら書類送検
毎日新聞 / 2021年2月25日 15時29分
-
3「免許証忘れた」と他人になりすまし速度違反切符に署名、2年後に発覚し逮捕
読売新聞 / 2021年2月24日 22時31分
-
4尖閣上陸なら危害射撃も、政府 中国の強行を念頭に
共同通信 / 2021年2月25日 17時48分
-
5「葉を燃やしていたら火が下草に移った」山林火災で男性やけど、ヘリで散水
読売新聞 / 2021年2月25日 16時28分