在職中から「次のステップ」へ準備 パソナが70歳定年制を見据えたサービスを開始

J-CAST会社ウォッチ / 2021年2月25日 11時45分

写真

「70歳定年」の時代になるけれど……

人材サービス大手のパソナグループは、社員の多様な価値観やライフプランに向き合う個別相談型支援を通じて、在職中から社員の自律・主体的なキャリア形成を促して「失業なき転身」を実現する「セーフプレースメント・トータルサービス」を、社員のキャリア支援に課題を抱える企業を対象に提供する。2021年2月22日から、サービスを開始した。

4月1日からの改正高齢者雇用安定法、いわゆる「70歳就業法」の施行に伴い、70歳までの就業機会の確保が企業の努力義務となる。その一方で、多くの企業がミドルシニア社員のキャリア形成に対して、集合型研修の実施や人事制度構築などの「点」の支援にとどまっており、個々の多様な価値観を理解し、その能力やスキルを継続的に開発していく「面」の支援までカバーしきれていないのが現状だ。

社員の自律、主体的なキャリア形成を在職中から支援

パソナが開始する「セーフプレースメント・トータルサービス」は、社員のライフキャリアプラン研修や専門コンサルタントによる個別キャリアカウンセリングはもとより、起業家との交流や副業・兼業体験、社会貢献活動体験など、社外の多様な働き方を在職中に体験できるプログラムによって、社員のセカンドライフや職業選択の可能性を広げる支援を行う。

併せて、社員を支援する上司や人事担当者向けにも、人材育成やカウンセリングスキル、転身支援ノウハウを習得できるプログラムを提供する。

社員の自律・主体的なキャリア形成を在職中から支援する「キャリアオーナーシップ・プログラム」の内容は以下のとおり。企業は、プログラムから必要なものを取捨選択することが可能だ。

【社員向けプログラム】
◇ライフキャリアプラン研修
ミドルシニア層の多様な生き方の実情、キャリア自律に向けてのノウハウ、社内外のセカンドキャリアの展望、多様な働き方の事例などについて学ぶ
◇専門コンサルタントによるキャリアカウンセリング
専門コンサルタントと面談を行い、これまでのキャリアの振り返りや、今後のライフプランやキャリアのヒントを得る
◇起業・副業・兼業コンサルティング&マッチング
起業や副業などの夢の実現に向け、プロの経営コンサルタントに相談できる地域企業経営者と交流し、お互いを理解したうえで副業・兼業のマッチングを行い、地域企業の事業を体験する
◇起業家体験ツアー・企業体験研修
雇われない働き方(起業)を選択した方々との交流や、実際の働く現場の見学を通じて、今後のキャリアを考える
◇マスターズカレッジ
働き方の選択肢や自走するセカンドキャリアの可能性を学ぶ社外オープンカレッジ。起業や副業、ボランティアや他分野への転身等を少人数ゼミ形式で学ぶ
◇ミドルシニア交流サロン
人生設計やキャリアに関心を持つミドルシニアが集う交流の場。様々な業界で働く方との異業種交流・ネットワーク構築を支援する

シニア世代のキャリア活用は大きな課題

【人事担当者向けプログラム】
◇セルフ・キャリアドック構築 スーパーバイジング研修
一級キャリアコンサルティング技能士による個別事例指導により、転身支援のノウハウ・スキル構築を支援する
◇国家資格キャリアコンサルタント養成講座
国家資格キャリアコンサルタント試験の合格に向けた養成講習、試験対策を行う
◇適性適職診断PAT
約400万人のデータから開発した適性適職診断PATを用いて、従業員の興味特性を分析・理解、組織課題を特定し、人材の適正配置・人材育成に活かす

企業では4月から、70歳まで就業機会を確保することが努力義務になり、シニア世代のキャリア活用が大きな課題になる。

パソナは、

「企業が社員向けに行う集合型研修の実施や人事制度構築などの能力開発だけではなく、起業家との交流や副業・兼業体験、社会貢献活動体験など、社外のさまざまな働き方を在職中に体験できる機会開発の環境整備を支援するのが特徴だ」

と、アピールしている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング