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ウマ娘漫画「シンデレラグレイ」も快進撃、累計150万部突破 ゲームとは異なる「魅力」

J-CASTニュース / 2021年8月19日 20時49分

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「ウマ娘 シンデレラグレイ」単行本表紙のオグリキャップ(1巻)とサクラチヨノオー(4巻)

スマホゲーム「ウマ娘 プリティダービー」のメディアミックス作品であるマンガ「ウマ娘 シンデレラグレイ」(週刊ヤングジャンプ連載)の単行本4巻が8月18日に発売された。1巻からの累計発行部数も150万部を突破するなど好調だ。

競走馬オグリキャップをモチーフにしたウマ娘のオグリキャップが主人公の本作は、競馬史を細かく考証したストーリーと迫力ある描写で、ゲーム版とはまた違った面白さを持ち合わせている。

オグリキャップの戦歴をなぞる

「ウマ娘 シンデレラグレイ」の作画は久住太陽さん、脚本は杉浦理史さん、企画構成は伊藤隼之介さんが担当。主人公はオグリキャップで、ゲーム版やスペシャルウィーク(第1期)・トウカイテイオー(第2期)らが主人公格だったアニメ版とはやや異なる時空でストーリーが進み、競走馬オグリキャップの戦歴がモチーフになっている。ヤングジャンプ2020年28号から連載が始まり、21年2月24日のゲームアプリ配信開始でさらに注目が集まった形だ。

「ウマ娘」全体の世界観として現実の競馬がウマ娘によるレースに置き換えられているところは「シンデレラグレイ」でも同じであるが、基本的に中央競馬がモデルの他の作品と違って本作では地方競馬も描写に取り入れられ、オグリキャップが在籍した笠松競馬をモデルにした「カサマツトレセン学園」からストーリーが始まる。

1988年に笠松競馬から中央競馬に移籍したオグリキャップをなぞるように、「シンデレラグレイ」でのウマ娘のオグリキャップもカサマツトレセン学園でのレースを経て、ゲーム版などでお馴染みの中央トレセン学園に移籍、オグリキャップの中央競馬での戦歴をモチーフにしたレースでウマ娘たちが戦っていく。当時を知る競馬ファンなら、作中のレースやウマ娘が(名前は違っても)何をモデルにしているか分かりやすいだろう。

競馬史をなぞりつつ、オリキャラも続々登場

「ウマ娘」のコミカライズ版としてはマンガアプリ「サイコミ」上で連載されていた「ウマ娘 プリティーダービー -ハルウララがんばる!-」(2016)、「STARTING GATE! -ウマ娘プリティーダービー-」(2017~2019)、4コママンガ「うまよん」(2018~2021)、またアンソロジーコミックとして「ウマ娘 プリティーダービー アンソロジーコミックSTAR」(2021年刊行)があるが、オグリキャップが主人公なだけあって、登場するウマ娘のモデルが活躍した時代は「シンデレラグレイ」が最も古い。久住さんのシャープな作画と杉浦さん・伊藤さんによるシナリオで迫力あるレース描写が際立ち、スポ根要素も持ち合わせている。ゲームアプリやアニメ版でのイメージとはかなり異なった鬼気迫る表情・言動を見せるキャラクターがいることに驚くトレーナー(「ウマ娘」プレイヤーの通称)もいるかもしれない。第4巻の表紙を飾ったのはサクラチヨノオーだが、表紙で見せる同キャラクターの表情をゲームアプリ版でのイラストと比較してみるとギャップがうかがい知れよう。

考証の細かさの一例として、競馬のジャパンカップでは海外馬も出走するが、「シンデレラグレイ」のジャパンカップも史実同様に海外からもウマ娘がレースに出走、本作のみのオリジナルキャラクターが多く登場し、名前が違ってもそれぞれにモデルとなる実在の馬がいる。彼女たちのレースにおける心理描写もしっかり描き込まれ、多くのキャラクターに興味が湧きそうになるだろう。

史実のオグリキャップは1990年12月の有馬記念まで現役で走ったが、「シンデレラグレイ」のストーリーは笠松競馬在籍時から中央競馬に移籍した1988年の競馬史をなぞっている。ウマ娘のオグリキャップの戦歴はどこまで続くのか、ウマ娘ファン・競馬ファンともに目が離せない展開がまだまだ続きそうだ。

(J-CASTニュース編集部 大宮高史)

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