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12歳最年少センターでどうなる「新生SKE48」 メンバーが明かす新曲への思い【須田亜香里・林美澪・井上瑠夏インタビュー】

J-CASTニュース / 2021年8月30日 17時0分

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新曲「あの頃の君を見つけた」の振り付け「思い出フィルターダンス」のポーズを取るSKE48のメンバー。左から井上瑠夏(いのうえ・るか)さん、林美澪(はやし・みれい)さん、須田亜香里さん

【「新生SKE48」須田亜香里・林美澪・井上瑠夏インタビュー(1)】

名古屋・栄を拠点にするSKE48が、2021年9月1日に新曲「あの頃の君を見つけた」を発売する。長い間グループの顔として活躍してきた松井珠理奈さん(24)が4月末にグループを卒業してから出す初めての楽曲で、「新生SKE48」としての試金石でもある。

センターポジションには、20年に劇場デビューしたばかりの10期生で、AKB48グループで最年少の林美澪(はやし・みれい)さん(12)を起用。林さんは、カップリング曲のひとつで8期生の井上瑠夏(いのうえ・るか)さん(20)とダブルセンターを務めてもいる。グループの新しい顔ともいえる2人とグループ最年長の須田亜香里さん(29)に、新曲の聞きどころやグループの今後について聞いた。取材は7月中旬に行った。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司)

「海+制服+自転車」の「キラキラ感あふれる夏曲」

―― 「あの頃の君を見つけた」のミュージックビデオ(MV)の撮影風景の動画を拝見しました(編注:取材段階ではMVは編集中だった)。海が見える場所で制服姿の林さんが自転車をこぐシーンが印象的です。この「海+制服+自転車」という組み合わせは、AKB48グループの「キラキラ感あふれる夏曲」の典型だと言えそうですね。

林: すごく夏らしくて爽やかで、王道のアイドルソングという感じです。演技やダンスなど、さまざまなシーンで本当にキラキラしていて、みんなに愛していただけるような曲だと思います。制服のシーンも撮らせていただきましたが、(撮影したメンバーの中では)自分が唯一現役の(学生)メンバーで、すごく青春を感じました。制服姿で自転車をこいで走るというのはすごく夏だな、青春だなと思って、本当に楽しかったですね。

―― 歌詞からは、昔の自分の恋愛を思い出すようなイメージがわいてきます。

須田: 初恋の人を重ねてみてもいいし、昔好きだったアイドルを重ねながら聞いていただいても、どこか「懐かしいな」と思えるというか、もう一度恋ができるような、青春がまたやってきたような気持ちになれる曲です。私はもう大人なので、どちらかと言えば「懐かしむ側」。曲の世界観の甘酸っぱい部分に対してグッときます。歌詞では「今だって好きだ」といった部分です。若いメンバーは...。美澪、どこだっけ。
林: 「これから何でもできる未来はいつだって 輝いて見えるよ」という部分です。
井上: 私はそこが歌割り(担当部分)なんですけど、私もめちゃめちゃ好きです!
須田: 若いメンバーはこんな風に言っていて、私がキュンとくるポイントとはまた違っているので、年齢によって味わい方がこんなに変わるのには驚きましたね。

―― 世代によってさまざまな聞き方ができそうですね。MVには、学校で撮影したシーンもありますね。

林: ラブレターを書くシーンを演じました。ラブレターを書いたことはありませんでしたが、「好きだな」という気持ちは経験したことがあるので、書くときに「昔のことを思うと、すごくドキドキするな...」みたいな気持ちになりましたね。

―― 片想いの感情を思い出しながら...。

林: そうですね。スタッフの方から「何かイメージして書いてみるといいよ」と言われたので、ひとりでキュンキュンしてました。(笑)
須田: じゃあ、「リアルキュンキュン」な表情がMVでは...。
林: そうですね!他にも「うまく書けないな」といった表情など、いろいろあって面白いと思うので、ぜひ見てほしいと思います。

一輪車は上級者並みに乗れるのに...

―― 少し冒頭のMV撮影の話に戻ります。自転車の撮影シーンは大変でしたか?

林: 実は、自転車は(小学)5年生でやっと乗れたんですよ。逆に一輪車が1年生で乗れて...

―― 一輪車は乗れたけど自転車は乗れなかった...??

林: そうなんですよ、一輪車は上級者並みにできたんですけど、自転車は本当にバランスをとるのが難しくて乗ることができず、やっと5年生でできたんですよ。でもやっぱり1年ぶりの自転車だったので、グラグラしちゃって...。このシーンは5人で撮影したのですが、青海ひな乃さん(20)と熊崎晴香さん(24)に笑われましたね。

―― ぐらつきながらも、何とか無事に撮影できたわけですね。

林: そうです。5秒間ぐらついて、やっと「ピュー」ってまっすぐ進める...みたいな。難しかったですよ~。
須田: 早く見たい!

―― グラグラしているのも、ファンからすると見どころですね。(笑) ダンスシーンとリップシーン(出演者の顔がアップで映るシーン)は、那覇市沖合の無人島、ナガンヌ島(渡嘉敷村)で撮影したと聞きました。撮影風景の動画を拝見する限りでは、よく晴れていて「夏っぽい」雰囲気でした。

須田: 実はダンスシーンを撮影する日がすごく不安定な天候で、風と雨との戦いがありまして...。雨が止んだときにみんなで急いで撮る、みたいな感じだったので、ダンスシーンよりも雨宿りしてる時間の方が長かったくらいです。SKE48史上、一番短時間でダンスシーンを撮りきったと思います。テイク数も、多分今までで一番少ないです。

―― わずかな晴れ間を逃さずに一生懸命踊る...、と。

須田: そうですね、「今だ!」という感じですね。(笑) 結局少しだけ、ぱらついてはいたんですけど、みんなで「今すごく太陽が出ていて気持ちいいね!さあ撮ろうか!」といった具合に気持ちを上げて撮りました。海は真っ青ですごくきれいでした。海が青いのは太陽の光が反射しているからだと思っていたのですが、曇っていて青空じゃなくても海が青かったので、すごく感動しました。本当に海の青はナチュラルだし、私達の笑顔で「夏感」は十分伝わったんじゃないかなと思います。

―― ダンスの振り付けは、前作「恋落ちフラグ」(21年2月発売)に引き続いて、パフォーマンスチーム「s**t kingz」(シットキングス)のshojiさんが担当しました。振り付けには、名前があるそうですね?

一同: 「思い出フィルターダンス」!

―― 歌詞のイメージに合わせた振り付けなんですね。

須田: そうですね、カメラのファインダーを通して昔をのぞく、振り返るようなイメージです。

―― 前作は全員が参加メンバーだったということで、大人数でのダンスが印象的でしたが、今回の選抜メンバーは18人。振り入れ(振り付けを覚えること)は、いかがでしたか。

井上: 今回は「王道、かわいい」がテーマだったので、ダンスを揃えることはもちろん、どうやったら可愛く見えるかを、それぞれ練習したりしました。振り入れが終わった後に、shoji先生が皆を集めて「この曲はすごくかわいらしいし、自分がどこのポジションにいても、『ファンの人を喜ばせたい』『見てる人を楽しませたい』という気持ちだったら、絶対にその人が一番輝く」とおっしゃったことが、私にはすごく刺さりました。どのポジションにいても、選抜メンバーでもそうでなくても、SKE48であることはみんな変わりありません。振り入れだったり、MV撮影も晴れた瞬間にみんなで一気に撮ったり、その時々で団結するSKE48の姿を見せられたらいいと思っています。

初センターを「保護者目線」「親目線」で見守る

―― 「全員参加」だった前作を除くと、林さんは「初選抜、初センター」です。センターだと自分の前で踊っている人は誰もいないわけですが、パフォーマンスしてみていかがですか。

林: 例えば研究生の劇場公演でセンターをすることと、この選抜で先輩方と一緒に踊ってセンターをするのでは、すごく景色が違います。いつも先輩方と踊るときは、先輩方の背中を見ていたんですよ。なので、それに頑張ってついていこう、みたいな感じでした。今回はセンターで目の前が誰もいなかったので、すごく不安な気持ちでしたが、後ろから温かいものを感じて、すごく見守ってくださってるような気持ちになれて、すごく嬉しかったです。勝手な私の個人的な「妄想」なのかも知れませんが、それくらい何か温かくて...。とにかく、本当にそれで支えられたところはありますね。

―― こういう時は「後ろからの『圧』が...」と、ひねくれたことを考えてしまいますが(笑)、応援の温かいまなざしで良かったですね。

須田: 私は前々作(20年1月発売の「ソーユートコあるよね?」)で初めてセンターになりましたが、普段からすごくネガティブな感情が大きいので、「私がセンターに立って、みんなどう思ってるんだろうか」「振りを間違えたときに、どう思ってるんだろうか」とか、すごく嫌な方に嫌な方に想像しがちです。そうやって「みんなが温かかった」と言ってくれると、私達の思いが伝わってるという思いになれるので、すごくこっちが安心しますね。

―― 先輩目線に立ったとしても、「若手が先輩の『圧』を感じていたらどうしよう」と思いますよね。

須田: 私は隣でずっと踊らせてもらってるんですけど、本当に可愛くて、なんか保護者みたいな気持ちで...。今回のMV撮影で初めて海に入った、って言うんですよ。海に行ったことがなくて、足をつけたのが初めてだ、って。だから、(林さんにとって)たくさんの「初めて」に立ち会っていて、本当に親みたいな気持ちで一緒に隣にいます。本当に伸び伸び育って欲しいと思いますし、このままどうやったら、傷つくことなくピュアなまま美澪が育っていってSKE48をもっと明るい未来に連れてってくれるだろうか...というのは、すごく私自身も、自分の思いを投影するように感情移入しています。一緒に歌っていて、今までとはまた違うパワーをメンバーから感じています。
井上: 私もパワーをもらっています。美澪たんはセンターで堂々と立っていて、めちゃくちゃキラキラ輝いてるのに、ナガンヌ島まで船で移動したとき私の隣に美澪たんがいて、波が怖くて私にギュッて抱きついてきたりしたときには、もう連れて帰ろうかなと思ったぐらい私にとってもすごく愛おしい存在です。今回の振り付けでは、イントロ(冒頭部分)でみんなが踊る中、美澪たんだけ後ろを見ていて、振り返って前を向くんですよ。その瞬間は「バズれ!」という気持ちでいっぱいです。美澪たんを筆頭に、みんなで新しいSKE48を見せられたらという気持ちです。

―― そこもコマ送りして、たくさん見ないといけませんね。

須田: 見どころですね。本当にニコって笑ったときがキュンってなるんですよ。

カバー版「青空片想い」、MV撮影はオリジナルと同じ幕張で

―― カップリング曲には、SKE48の2枚目のシングル「青空片想い」(10年発売)をカバーした「青空片想い(2021 ver.)」が収録されています。

須田: 私が今回のシングルで一番楽しみなのが、カバーの「青空片想い」なんです。2番には「僕はいつだって ここにいて盾になる 味方の一人でいるから」という歌詞があります。私は、そこにすごく背中を押されて頑張れたので、この曲をまた聞いてくださった方や新しく見てくださった方に、この曲やメンバーの表情から「元気もらえるな」「笑顔もらえるな」と思ってもらえたらいいと思います。

―― 林さんと井上さんがダブルセンターですね。MV撮影はいかがでしたか?オリジナル版は、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張(千葉市美浜区)の屋上が舞台でしたね。06年までは幕張プリンスホテルと呼ばれ、幕張新都心のランドマークのひとつとして知られています。

林: そこです。そこの最上階です。まったく同じですよね。本当いろいろと同じで、場所も衣装も人数も、撮り方とかも結構似ています。
井上:ドローンで離れた場所や、いろいろな角度から撮影しました。元々撮影を予定していた日が大雨で、日程を少しずらしたりして、晴れのタイミングを狙って撮影しました。それでも結構風が強かったり天候が悪くなったりして中断して、みんなが休んでいる間に晴れてきたら急いで準備して...、といった撮影でした。
林: 午前中はものすごく強風でしたが、午後から急に晴れましたよね。結構、すごかったですね。

―― あのあたりは海が近いので、風が強いんですよね。

林: そうなんですよね~。
井上: 海が見渡せる絶景の中で、先輩方が実際にMV撮影で立っていたステージでパフォーマンスさせていただきました。青空の下で、(昼、夜)2回公演よりも多いくらい踊っていたので、倒れそうになったりもしました。

―― それは過酷な撮影でしたね...!テイク数を結構多く撮ったんですか。

林: そうなんです。「青空片想い」はフルサイズで1回やってもしんどいくらいの曲なのに、それを10回以上は連続で撮っていたので、すごく大変でしたし、汗もかきました。でも、楽しかったです。景色を見ながら踊れて、新鮮でした。

10年前のファンが今のSKE48の魅力発見するチャンスに

―― MVの内容としては、出演者が一新される以外は基本的にはオリジナルを踏襲して、10年前を思い出すような構成ですか?

井上: 撮影場所や出演者の人数は同じですが、衣装さんがメンバーに似合う衣装を組み替えてくださったり、靴が新しくなったりしています。そういう面では、新しい部分が出ていると思います。すごく愛されてきた偉大な曲を現役メンバーの7人でカバーさせていただくということで、今まで先輩方が歌ってきた曲を大切にしつつも、今の7人に出せる個性を全力で出しました。
須田: 私はずっとSKE48にいますが、多分、いつの時代のSKE48も魅力的だったんですよね。けど、「今が一番いいな」という私が中にいます。いつも「一番いいな」と思う環境の中、メンバーの魅力は更新されていて、今のメンバーが絶対に当時のメンバーの良いところを、また別のいいところで超えてくれている確信があります。だから、オリジナル版の「青空片想い」を好きだった人が、「今のSKE48のメンバーが歌って、当時とは違うメンバーなんだけど、でもやっぱりいい曲。しかも今のSKE48のメンバーもすごく魅力的」だと改めて振り返ってくれる、振り向いてくれるチャンスだと思っています。表題曲の「あの頃の君を見つけた」にも、そういった意味合いが込められていると思うので、本当に以前SKE48が好きだった人も、ずっと好きでいてくれる人も、きっと喜んでくれる曲だと思っています。

―― オリジナル版の「青空片想い」では、「W松井」の二枚看板として知られてきた松井珠理奈さんと松井玲奈さん(30=15年卒業)がパフォーマンスしていました。新しい時代のSKE48の二枚看板は林さんと井上さん、といったところでしょうか。

林: 私はとにかく、るーさん(井上さん)の隣で踊れたのですごく幸せでした。一緒にそういうポジションをいただけて、なんかもう幸せ中の幸せ中の幸せでしたね。
井上: 美澪たんは私のことを好きだと初期の頃から言ってくれていています。MV撮影中に不安になったりとか、結構考えたりした時に、横に美澪たんがいてくれて、そのたびに「るーさんかわいいです!」...。かわいい子に言われるから、また自信をもらえました。本当に周りのメンバーに支えられて、みんなで作り上げた「青空片想い(2021 ver.)」だと思います。選んでいただいたことに感謝の気持ちを忘れずに、これからの活動も大事にしていきたいです。

―― 新世代のSKE48を象徴するようなカップリング曲かもしれないですね。

林・井上: ありがとうございます!

(インタビュー後半に続く。8月31日掲載予定です)


林美澪さん プロフィール
はやし・みれい 2009年生まれ、愛知県出身。19年に10期生としてSKE48に加入。AKB48グループ最年少(21年8月時点)。今作「あの頃の君を見つけた」で、研究生ながら初めて選抜メンバー、センターポジションに抜擢される。

井上瑠夏さん プロフィール
いのうえ・るか 2001年生まれ、熊本県出身。16年に8期生としてSKE48に加入。25枚目のシングル「FRUSTRATION」(19年)で初選抜。3作連続で選抜入りしている。愛称は「るーちゃん」。

須田亜香里さん プロフィール
すだ・あかり 1991年生まれ。愛知県出身。2009年にSKE48に3期生として加入。チームEのメンバーで同チームのリーダーを務める。4枚目のシングル「1!2!3!4! ヨロシク!」(10年)以降の全シングル表題曲に参加。AKB48のシングル表題曲にも通算18作品参加した。18年の「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」では2位にランクイン。

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