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パウエル発言を横目に早大がガッチリ! 一橋大はメキシコペソのコツコツ取引が奏功!(第14節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

J-CAST会社ウォッチ / 2021年9月3日 16時45分

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早稲田大学と一橋大学が大勝!

今週(2021年8月23日週)、学生トレーダーが注目したのが米ジャクソンホールでのFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長の発言。テーパリング(量的緩和の縮小)の動向が気になるなか、早稲田大学のNAKAMURAさんは、米ドル円でしっかりプラスを確保した。

これまでメキシコペソで利益を増やしてきた一橋大学のボンゴレさんは、再び買うタイミングを迷っていたが、今週は「細かく利益を狙ってみよう」と、活発に取引。コツコツと利益を積み上げた。

慶応義塾大学の2Gさんと明治大学の佐藤諒さんは取引を見合わせ。共に、「これからは雇用統計が影響してくる」とみて、来週に臨む。

テーパリング気になるが... プラス確保(早稲田大学 NAKAMURAさん)

FX大学対抗戦をご覧のみなさま、こんにちは。早稲田大学3年のNAKAMURAです。

まず、今週(8月23日週)の振り返りをしていきます。8月19日12時40分(GMT/グリニッジ標準時、プラス0)に買っていたドル円を、8月23日12時24分(GMTプラス0)にsell(売り)決済し、プラス1万590円の利益となりました。

全体ではスワップ(ポイント分647円)含め、現在97万5637円でした。そして、8月24日10時18分に0.3Lot buy(買い)して、現在の評価損益はプラス2880円となっています。

日本時間 8月28日3時には米ジャクソンホール会議でのFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長の発言が伝わり、テーパリング(量的緩和の縮小)の年内開始をさらに強調した形となりました。

インフレ面での条件「重要な進展」を満たし、雇用面でも不十分ながら前進したと評価した上で、デルタ株など不明確要素が残るために、9、11、12 月いずれのFOMC(米連邦公開市場委員会)で決断するかの言明は避けました。また、

今後の資産購入の縮小の時期とペースは、利上げの時期に関する直接的なシグナルを伝えることを意図したものではないとし、持続的なインフレが深刻化すれば、政策手段を駆使するとしています。

このように、パウエル議長の発言はある程度は市場の予想範囲内であり、反応も特別大きなものは見られなかったとはいえ、ユーロドルが上昇したことからも、市場はハト派の印象を受けたように思われ、ドル安、円安、株高のそのままリスクオンの流れとなっています。

パウエル議長の発言前には、複数のFED(連邦準備制度)のメンバーから早期のテーパリング開始を主張する旨の、けん制ともとれる発言が相次いでいました。年内にテーパリングが行われるとすれば、9月にアナウンスして11月に開始か、11月にアナウンスし、12月に開始とみるべきでしょう。

いずれにせよ、9月の雇用統計には特に注意して、今後の取引に臨みたいです。円安とともにドルの上値も重く、上昇幅は限られるため、その点を含めて9月は慎重に中長期トレードをしつつ、指標は大きく振れる可能性が高いので、短期トレードも上手く活用していきたいです。

今週の損益は、ドル円で8月23日にプラス1万590円、スワップポイント分647円。合計でプラス1万1237円でした。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
米ジャクソンホール会議は満額回答と言える結果になったかといえます。パウエル議長は、ハト派過ぎず、市場予想の年内テーパリング開始を明言しました。
筆者が面白いと思ったのは、株式と為替のアナリストで見解が異なることです。為替アナリストは、11月テーパリング開始の予想が多くなっているようです。一方で、株式アナリストは、まだまだ経済指標を見ないと分からない、10月発表の9月の雇用統計も確認する必要があり、場合によっては1月の開始もあり得るという見方もあります。これは、テーパリング開始でドル高になることで相場が動いてほしい為替トレーダーと、株式市場が崩れるのを恐れる株式投資家の都合が入っている影響もありそうです。

前週からの損益  プラス1万1237円
8月27日現在     97万5637円

早稲田大学 NAKAMURA
早稲田大学法学部3年。株式投資クラブforwardに所属。経験不足で至らない点も多々あるかと思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです。初心者なりに試行錯誤してみますので、FXに触れたことのない方や、ぼくのようにほぼ初心者の方には親近感を持って読んでいただけると思います。よろしくお願いします!

予定が重なり取引は見送り(慶応義塾大学 2Gさん)

FX大学対抗戦14週目。そろそろ8月も終わりを迎える。つまり、雇用統計の発表がすぐ先ということだが、今週(8月23日週)は取引しなかった。チャートに張りついてトレードしたかったが、今週は予定が重なり、見送ることとした。

来週、取引を実際にするかは未定だが一応今週の流れと今後の動きはまとめたい。

◆ 今週(8月23日週)の流れ

今週は、ジャクソンホール会議での金曜日のFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長講演に注目が集まった。事前の見通しでは年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始への期待感が強く、前週末までは為替市場ではドル買いの動きが優勢だった。

しかし、一連の米国経済指標に陰りがみえたことや、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大が不安材料となり、次第に慎重姿勢を示すとの思惑が広がった。

今週に入ってからは、米国株は堅調な動きをみせ、ドル売り方向の動きが強まっている。ただ、直前の26日(木)にはブラード・セントルイス連銀総裁やジョージ・カンザスシティー連銀総裁がタカ派の意見を主張し、株式市場が不安定化。さらに、アフガニスタンのカブールで2件の自爆テロが発生と、地政学リスクも加わった。

そして、27日(金)のパウエル議長の講演では、市場が注目したテーパリング開始について、年内開始が適切になりうると発言し、年内でのスタートを示唆した。しかし、利上げについては、テーパリングが利上げの直接的なシグナルではない、基準は厳しいものになると発言し、慎重姿勢を維持。ドルはテーパリング開始期待で瞬間買いも、すぐに売りに回る展開となった。

◆ 今後の動き

今回の雇用統計だが、非農業部門雇用者数の予想は75万人増となっている。前回から伸びが少し鈍化するが、民間部門の雇用は70万人増の見込みと、前回の70.3万人増とほぼ同水準である。政府部門は特殊要因の部分が大きいため、ほぼ前回と同じような状況といえる。失業率は5.2%と前回からさらに下がる見込みとなっている。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
9月の雇用統計は、テーパリング(量的緩和の縮小)開始時期を占う意味で非常に重要です。事前に発表されたADP雇用統計は大きく悪化したものの、コロナショック以降に雇用統計とのブレが大きくなっているため、さほど懸念しているトレーダーもいない可能性があります。
FRB(米連邦準備制度理事会)のウォーラー理事の発言を基準とすると、80万人~100万人の非農業部門雇用者数が維持できれば、10月のテーパリング開始も考えられます。なお7月の雇用統計では、複数の州で失業給付が切れていましたが、その影響は軽微でした。
前月の修正を加えて、7、8月で160万人以上の雇用増が確認できるかどうかがドルの方向性を決めるひとつの基準となるのではないでしょうか。

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
8月27日現在       111万4000円

慶応義塾大学 2G
慶応義塾大学商学部2年。FXは高校生の頃に少し触ったが、損失が膨らみ休止。今回のFX大学対抗戦を機に学び直し、利益を出せるように励んでいきたい。

雇用統計や物価指数に注目(明治大学 佐藤諒さん)

今週(8月23日週)は忙しく取引することができませんでした。よって資産の変動はありません。先週、「来週は、今週大きく下落した通貨の反発を狙っていきたいと思います。候補としては英ポンド円やユーロ円です。オーストラリア(豪)ドル円は下落しすぎて、買いでエントリーするのは怖いです」と思っていたので、クロス円銘柄の上昇を取りたかったです。

来週の戦略としては、ポンド、ユーロ、カナダドルが急落前水準付近まで戻しているので、そのまま上に抜けるのか、それとも跳ね返されるのかに注目したいと思います。豪ドルについてはまだ弱いと思います。

また児山将さんのアドバイスどおり、株式、FXのいずれの市場においても「テーパリング(量的緩和の縮小)年内開始」に対する反応は限定的なものになりました。市場参加者の次の関心はインフレや利上げ時期だと思います。なので、これからは雇用統計や物価指数が大きく影響してくると思うので注意しておきたいと思います。

今週の取引はなし。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
オーストラリア(豪)ドルは新型コロナウイルスの感染拡大で大きく下落しました。8月末にはニューサウスウェールズ州の新規感染者が過去最多の1029人となり、ロックダウンは9月10日まで延長に。また、9月に入っても豪州で2番目に人口の多いビクトリア州で1日120人の新規感染者が確認されています。ただ、相場は下げ幅をすべて戻す展開となっており、感染拡大を材料とするのは一時的だった模様です。
7日に予定されている豪州中央銀行理事会があります。同国の金融大手は、テーパリング(量的緩和の縮小)の先送りが決定されると予想しており、こちらを織り込みに再び下げに転じるかどうかが焦点となりそうです。

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
8月27日現在       101万5000円

明治大学 佐藤諒(さとう りょう)
明治大学商学部2年。投資歴2年。よくトレードするのはUSD/JPY(米ドル円)。東京在住です。

細かくコツコツ利益積み上げ!(一橋大学 ボンゴレさん)

メキシコペソを再び買うタイミングに迷っていましたが、細かく利益を狙ってみようと思い、活発に取引をする週(8月23日週)となりました。米株式市場の上昇を受けて投資家のリスク回避傾向が薄まったことと、ドル相場が下落したことでドル建て取引のWIT(ウェスト・テキサス・インターミディエイト=原油先物価格)に割安感が生まれ、米ニューヨーク原油先物相場が前週より上昇したこともメキシコペソで取引をしようと思った理由です。

(1)1メキシコペソ=5.4円で10万通貨分買い、1メキシコペソ=5.405円、5.415円でそれぞれ5万通貨分売り、(2)1メキシコペソ=5.41円で5万通貨分を買い、5.425円で売り、(3)1メキシコペソ=5.42円で5万通貨分を買い、5.44円で売り、合計2万7500円の決済益を得ました(使用していたデモ取引のサイトが期限切れとなり、メモし忘れていたスワップポイントは計上できていません)。

前週の記事でアドバイスいただいたように、メキシコの経常収支が市場予想を超えていたことから、ペソ安の流れが変わってきているとの見方も入れつつ、来週も取引していきます。

今週はメキシコペソのみ取引をしていましたが、他に注目していたのは8月27日の米ジャクソンホール会議でのFRB(米連邦準備制度理事会)、パウエル議長の発言です。年内テーパリング(量的緩和の縮小)を公言したものの、資産購入の縮小と利上げとが直接関連しないとも言及され、早期の利上げはないと市場に安心感が広まったのかなと思います。

新興国では、すでにテーパリングや利上げが広がっていますが、米国金利の上昇観測が強まれば、新興国通貨は下落する恐れがあるので、気を付けてニュースを見ていきたいです。

前週からの損益は、プラス2万7500円です。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
メキシコペソで短期売買に切り替えられたことに驚きましたが、強い動きに変わってきておりトレード妙味がある通貨ペアでしょう。ハリケーン「アイダ」の影響が原油高を招いており、メキシコペソの買い材料となっています。
さらに、メキシコ中銀が今年の経済見通しを6.2%とこれまでの6.0%から上方修正。また第4四半期のインフレ見通しも5.7%とこれまでの4.8%から大きく引き上げました。今後の金融引き締め期待が高まり、メキシコペソは買いやすい状況となっています。

前週からの損益    プラス2万7500円
8月27日現在       117万8800円

一橋大学 ボンゴレ
一橋大学商学部2年。ふだんはファンダメンタルズ分析を通じた株式投資を勉強しており、FXは今回が初めてです。FX大学対抗戦を通じて実力をつけたいと思っています。
神奈川県出身。

◆ 今週は多忙のため取引できなかった(同志社大学 FOXさん)

ファンダメンタル的には米ジャクソンホール会議があった。会議前に米国要人のタカ派発言が目立ち、ドルが強くなったが、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が、いつもどおりのハト派発言をして、ドルは戻る形となった。来週はしっかりトレード頑張りたい。

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
8月27日現在       108万3080円

同志社大学 FOX
同志社大学経済学部3年。好きな言葉は「人の行く裏に道あり花の山」。ワンピースと宇宙兄弟好きです。投資経験はほぼなく、初心者。20歳になって少し経って取引口座を開き、FXを初めて3か月目くらい。資金をゼロにしないようにしたい。
福岡県出身。
◆100万円増額計画 FX大学対抗戦のルール
・元本100万円のデモトレードです。
・通貨ペアはクロス円取引とします。
・レバレッジは25倍を上限(法令に基づく上限)とします。
・取引の過程で資産が「ゼロ」(元本割れ)になった場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
学生投資連合USIC

「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/

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