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中国「北京死守」へ躍起…隣接の天津でオミクロン市中感染

読売新聞 / 2022年1月14日 7時10分

「ゼロコロナ」3都市封鎖

 【北京=川瀬大介、片岡航希】北京冬季五輪開幕まで14日で3週間となった。会場の中国・北京市で五輪ムードが高まりつつある一方、 習近平 シージンピン政権は新型コロナウイルス感染が広がった陝西省西安市など3都市をロックダウン(都市封鎖)するなど、わずかな感染も許さない「ゼロコロナ」政策で、首都への感染拡大を食い止めようとしている。

 2008年の北京五輪に続いて、今大会でも開・閉会式が行われる北京中心部の国家体育場「鳥の巣」。近くの通りでは13日、大会公式マスコットのオブジェを設置する作業が大詰めを迎えていた。そのすぐそばには、住民向けのPCR検査場が設置されており、1メートルの間隔を空けて並ぶ住民の列が途切れることなく続いていた。

 孫と検査を受けに来ていた60歳代の女性は、「大勢の人が北京に入ってくるのは怖い。五輪のせいで感染が広がらなければいいのだが……」と心配そうな表情で話す。一方で別の男性(58)は、「開幕前イベントが多く開かれた08年と比べると盛り上がりに欠けるが、新型コロナ対策で簡素化するのは仕方ない」と語った。

 新型コロナからの「首都防衛」は五輪の「成功」への絶対条件だ。習政権は13日時点で、人口約1300万人の西安市、同約550万人の河南省安陽市、同約110万人の同省禹州市の3都市をロックダウンしている。

 しかし、北京に隣接する天津市では、今月8日に感染力が強い変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されて以降、13日午後までに症状のある感染者が計126人確認されている。オミクロン株が大半とみられている。約1400万人の全住民へのPCR検査が既に2巡目に入ったほか、17日から始まる予定だった市の人民代表大会(議会に相当)も延期となり、市内の公共交通機関も止まった。

 それでも封じ込めは成功していない。中国メディアによると、遼寧省大連市では12日に天津からやってきた大学生2人の感染が確認された。河南省安陽市がロックダウンに踏み切ったのも、天津から来た大学生の感染発覚がきっかけとなった。

 天津市によると、昨年12月下旬以来、里帰りなどで市内を離れた学生や教師は約35万人に上るといい、今後も各地に感染が飛び火する可能性がある。

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