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需要急増で閉店...まさかの決断に注目 大阪の印刷会社が「戦略的撤退」を決めた背景

J-CASTニュース / 2022年5月18日 13時39分

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大阪印刷公式ツイッターより

大阪印刷(大阪市)は2022年5月17日、東京支店を閉じると発表した。受注急増でサービス低下などを招いたとし、本社に経営資源を集中させる。

「ネガティブな閉店理由じゃないから安心した」

同社は同人誌の印刷を主軸とする。発表によれば、東京支店「OTACLUB東京店」を6月末で閉店する。大阪本社に従業員や印刷機材などを集約し、7月上旬に形態を一部変えてサービス再開を目指す。

閉店の理由に「受注能力の超過」を挙げる。大阪、東京いずれも受注数が急増しており、2021年度は前年比約150%と急拡大しているという。

「東京店では、モノクロの印刷機が1台稼働のため、今回5月の繁忙期で故障をした際に、カラー機でモノクロを印刷することになり、弊社の品質を安定的に提供ができない事態になりました。大阪店は機材故障に備え、できる限りの機材を複数台所有しているため、大阪店に印刷機材をすべて集合したうえで、安定したサービス展開を図りたいと考えています」

外部環境が厳しさを増す中、価格競争力を維持したい狙いもある。

「値上げが続く業界内で弊社が印刷の値上げを現時点で行っていないのは、一箇所に大量の資材を安価に購入し、その分価格を下げて提供をしているためです。大阪店で短納期プランを導入したほうが、今後も安価に提供するためのコストメリットになると考えています」

そのほか、従業員のキャリア形成も考慮した。東京支社では閑散期は時短で、繁忙期には残業をする勤務形態が続き、「大阪店で安定した印刷業としての経験を積んで貰い、持続性のある就労経験、自己実現を図る必要があるためです」と説明する。

同社は「経営としては順調で、新型コロナウイルスの影響が小康状態となり、再度成長期に入っているという状況です。その点はご安心頂けましたら幸いです。安定した低価格で高品質なサービスを提供をするための、複合的な要因が伴う合理的な選択として閉店と合一を行うことになりました」と理解を求めた。

発表はツイッターで大きな注目を集め、利用者から「ネガティブな閉店理由じゃないから安心した」「戦略的撤退なんですね」と安堵の声や、「ポスター作成にお世話になりました...!」「何度もお世話になったのでこれからも応援したい」とこれまでの感謝が寄せられている。

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