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井上尚弥の「無双」はどこまで続くのか 識者が選ぶ「スーパーバンタム級で唯一、勝負になりそうな相手」

J-CASTニュース / 2024年5月31日 17時4分

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ネリを倒した井上尚弥(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)にライバルは現れるのか。

井上は2024年9月に4団体王座の防衛戦を計画しており、しばらくスーパーバンタム級を主戦場とする見通しだ。5月6日に元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ、29)を6回TKOで下し、改めてスーパーバンタム級「最強」を証明した。

1年間で2人のスーパーバンタム級王者を撃破

いまや「モンスター」として世界のボクシング界の「顔」となった井上。現状、スーパーバンタム級で、井上を脅かす選手はいるだろうか。J-CASTニュースは多くの世界王者を育てたTMKジムの金平桂一郎会長(58)に話を聞いた。

井上は23年7月にWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国、29)に挑戦し、8回TKOで2本のベルトを奪取。そして同年12月にWBA・IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン、32)と4団体王座統一戦を行い、10回KO勝利を収め4団体統一に成功した。

1年間で2人の王者を倒し、5月の防衛戦で元2階級制覇王者を撃破。凄まじい強さを見せスーパーバンタム級の頂点に君臨している。

そのスーパーバンタム級で今後、井上の挑戦者となる可能性のある選手を紹介する。

1人目は元IBF世界スーパーバンタム級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド、37)だ。井上が予定する9月の対戦相手として浮上しているベテランで、18年8月にIBF世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑(セレス)に挑戦して判定勝ちした経験を持つ。戦績は26勝(20KO)4敗。

その次の挑戦者として可能性があるのが、WBO・IBF世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア、25)と、元WBA・IBF同級王者で、現WBA世界同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、29)だ。

両者ともに井上への指名挑戦権を保持している。

「井上選手に軍配が上がるのが当然だとしても見どころはある」

18戦全勝(8KO)のグッドマンは、7月にノンタイトル戦を行い、12月に井上挑戦の青写真を描いている。

一方のアフマダリエフは23年12月に指名挑戦者決定戦を制し、井上への挑戦の機会をうかがっている。

この他にはWBC世界同級1位アラン・ダビ・ピカソ(メキシコ、23)、元世界3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン、35)らが候補に挙がる。

このような状況の中、金平会長は「井上選手と対戦して面白いと思えるのは、挑戦する権利があるアフマダリエフ選手だと思います」とし、その理由について次のように説明した。

「井上選手と戦う場合、無敗だから何とかなるということではなく、これまで誰と対戦してきたかということが大事になります。そういうことを考慮すると、やはりアフマダリエフ選手になる。(マーロン)タパレス選手に負けたという事実はあるが、過去に戦ってきた相手の質、実績をみると唯一、勝負になりそうなのがアフマダリエフ選手だと思います」

16年リオデジャネイロ五輪銅メダリストのアフマダリエフは、プロ8戦目でWBA・IBF世界スーパーバンタム級王座を獲得。4度目の防衛戦でタパレスに敗れ王座から陥落した。アフマダリエフに勝利したタパレスが井上と対戦した経緯がある。

アフマダリエフに一定の評価を与える金平会長は、こうも語る。

「アフマダリエフ選手は、ネリ選手やフルトン選手と違うタイプ。体もしっかりしている。アマチュアの実績もあって、テクニックもしっかりしている。あとはどう戦うか。井上選手の充実ぶりを見たら、井上選手に軍配が上がるのが当然だとしても見どころはあると思います」

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