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井上尚弥、3階級上ライト級王者ドリームマッチは「無理がありすぎる」 元世界王者2人が否定的見解

J-CASTニュース / 2024年6月3日 12時38分

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4団体統一王者・井上尚弥(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)の「ドリームマッチ」に対して、2人の元世界王者が否定的な見解を示した。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(WEB版)が2024年6月1日に報じた。

サウジで「ドリームマッチ」計画

井上の「ドリームマッチ」に言及したのは、元WBO世界スーパーライト級王者クリス・アルギエリ氏(40)と、元IBF世界スーパーライト級、元WBA世界ウエルター級王者のポール・マリナッジ氏(43)だ。

「ボクシングシーン」は、6月15日に米国で行われるWBA世界ライト級タイトルマッチの特集記事を組み、王者ジャーボンテイ・デービス(米国、29)を独自分析。その記事の中で、アルギエリ氏とマリナッジ氏が「デービス対井上戦」の可能性について言及した。

両氏が「デービス対井上戦」の話題に触れた背景に、サウジアラビアの王族であり娯楽庁長官を務めるトゥルキ・アラルシク氏(42)の発言がある。

アラルシク氏は5月15日に公開された米格闘技専門メディア「MMA Hour」(WEB版)のインタビューの中で、サウジアラビアでデービスと井上のドリームマッチ案を明かした。

記事によると、アラルシク氏は「デービスが賢くなれば井上尚弥戦。これは私が好むドリームファイトだ。もし彼らが適正な体重を作り、正しい提案をしてくれれば実現できる」と語ったという。

アルギエリ氏「さらに3階級も上げろというのか?」

条件付きながら対戦実現に自信をみせたアラルシク氏。一方で、デービスは井上よりも3階級上の王者で対戦を実現させるのにはハードルが高い。

このような理由からアルギエリ氏は「井上はすでに5階級目(フライ級を飛び越したため実質王座獲得は4階級)なのに、さらに3階級も上げろというのか?」と指摘し、マリナッジ氏は「無理がありすぎる」と否定的な見解を示した。

井上はライトフライ級(48.9キロ)、スーパーフライ級(52.1キロ)、バンタム級(53.5キロ)、スーパーバンタム級(55.3キロ)の4階級を制し、将来的にはフェザー級(57.1キロ)を視野に入れている。

バンタム級とスーパーバンタム級で4団体王座統一を達成し、戦績は27勝全勝(24KO)と、ほぼ完ぺきなレコードを誇る。

一方のデービスはスーパーフェザー級(58.9キロ)、ライト級(61.2キロ)、スーパーライト級(63.5キロ)と、世界3階級を制覇した強豪だ。

現在はライト級王座を保持しており、6月15日にフランク・マーティン(米国、29)を相手に防衛戦を予定している。戦績は13年2月のプロデビュー以来無傷の29連勝(27KO)を誇る。

複数階級を制した無敗同士による対戦は世界が注目する「ドリームマッチ」になることは必至だが、体重の問題などにより現実的には厳しいそうだ。

スーパーバンタム級4団体統一王者の井上は、当面同級にとどまり王座の防衛をしていく見通しで、9月に防衛戦を計画。対戦相手は元IBF同級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド、37)が候補に挙がっている。

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