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これは屈辱か?独立リーグ・日本人投手が韓国プロリーグ初勝利 「日韓レベル差」痛感...地元メディア報道

J-CASTニュース / 2024年6月3日 16時28分

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KBO初勝利の白川(SSGランダースのインスタグラムより)

韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)が2024年6月2日、韓国プロ野球(KBO)リーグのSSGランダースでプレーする白川恵翔投手(22)の特集記事を公開した。

白川は独立リーグの四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスから、5月下旬に期限付きでSSGランダースに移籍。1日にソウル・高尺スカイドームで行われたキウムヒーローズ戦に先発し、5回を投げ3安打、4四球、6奪三振、無失点でKBO初勝利を挙げた。

KBOリーグの日本人投手は門倉健以来13年ぶり

SSGランダースに移籍後、初の実戦登板となった白川は初回、3つの四球を出すなど制球が定まらなかった。2回、3回とそれぞれスコアリングポジションにランナーを出すも、気迫のピッチングでしのいだ。

4回以降は持ち前の速球と変化球で抑え、危なげない投球を披露。KBOリーグデビュー戦を5回92球無失点で飾った。

SSGランダース対キウムヒーローズ戦を速報した「スポーツ朝鮮」は、「これが現実か、屈辱か 日本独立リーグ投手のKBOデビュー戦勝利、どう見るべきか」とのタイトルで記事を展開した。

スポーツ朝鮮によると、日本人投手がKBOリーグのマウンドに立つのは11年の門倉健投手(サムスンライオンズ)以来13年ぶり。プロ経験のない高校卒業後、独立リーグでのみプレーしていたという経歴は珍しいという。

白川は正式な外国人選手としてSSGランダースに入団したのではなく、ケガで離脱した外国人投手の代替選手として契約。

期間は6週間で、離脱した投手の回復が長引くか、白川が抜群の活躍を見せることで契約が延長される可能性もあるが、短期間で契約終了となる可能性も少なくないという。

記事では「これまで日本の独立リーグの球団を経てKBOリーグに来た選手はいたが、白川のように20代前半の若い日本人選手が来たケースは初めてだ」とし、今回のケースを次のように解説した。

「白川が成功すればお互いにウィン・ウィンに」

「白川が成功すれば、お互いにウィン・ウィンになる可能性があるため、日本でも注目している。リーグレベル自体は、日本の独立リーグよりKBOリーグの方がはるかに高い。もちろん、日本は独立リーグとはいえ、最近では『プロ指名を受けなかった若い選手』も多く入団しているため、社会人野球と同じくらいレベルが高くなっている。特に白川の場合、独立リーグで毎年開幕投手に選ばれるほど突出したエース投手だった」

そして、白川の存在によって浮彫りとなった韓国球界の現実について、こう解説した。

「白川が活躍すればするほど、KBOリーグの球団には新たな選択肢が増えるだろうが、逆に白川が韓国と日本のレベル差を確認する苦い現実に直面しなければならない」

白川が所属していた徳島インディゴソックスの公式サイトによると、白川は徳島・池田高校出身で、182センチ、92キロの右投げ右打ち。24年シーズンは5月22日時点で6試合に登板し、4勝1敗、防御率2.17。

公式サイトでは白川の移籍の経緯を次のように説明している。

「公式戦で登板した白川投手の投球が先発ローテーション投手候補を探し、視察に訪れていたSSGランダースの関係者の目に留まり、契約に至りました。徳島球団としても白川投手の環境を変えることで、NPBドラフトに向けて弾みがつくと判断し、快く送り出すことといたしました」

スポーツ朝鮮によると、白川は韓国入国後、就労ビザの発行などで時間が必要だったが、5月31日にビザ発給が完了し、1日の実戦登板に至ったという。

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