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「プラに戻った!」マックのストローにXで報告相次ぐ 紙はどうなる?運営会社の説明は

J-CASTニュース / 2024年6月5日 16時37分

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マクドナルド(写真:森田直樹/アフロ)

マクドナルドに行ったところ、いつもの紙ストローではなくプラスチックだった!――こんな投稿がX上で相次ぎ、何か変化があったのかと関心を集めている。

環境に優しい素材を、と始まった紙ストローだが、飲み心地が悪いといった声も根強い。ハンバーガーチェーンを展開する日本マクドナルドに取材して、今後の方針を聞いた。

「食感が好みでなく、水を吸って柔らかくなる」と紙に苦情も

公式サイトの「プラスチック対策」によると、マックの紙ストローは、2022年10月から店舗での提供が始まった。マックシェイクや子ども用ストローなどの一部商品は、プラスチックストローにしている。

ところが、24年5月下旬ごろから、マックの店に行ったところ、何も言わないにもかかわらず、ドリンクにプラスチックストローが付いたと報告する投稿がX上で相次いだ。

6月3日には、プラにしてほしいという客の訴えが実ったのではないかと、ドリンクにプラのストローを入れた写真が投稿され、18万件以上の「いいね」が集まる反響を呼んでいる。

投稿者のじゃどさん(@judsan12)は、「紙ストローよりプラストローの方がおいしく感じるんですよね」とXで説明し、「紙ストローがふにゃふにゃになった後は蓋外して飲んでました」とした。じゃどさんは4日、J-CASTニュースの取材に応じ、「紙ストローの食感と飲み終わる頃には水を吸って柔らかくなってしまうところが私の好みではないのでプラスチックのストローの方が好み」だと明かした。モバイルオーダーで注文し、トレイを見たところプラのストローだったが、その理由については聞いていないという。

投稿へのリプライでは、「紙のストローが苦手だったから戻ったのなら嬉しい」「全店舗プラストに戻って欲しい」などと歓迎する声がかなり多かった。プラのストローが提供された理由については、要望を受けて一部店舗で行われているのではないかといった声のほか、シェイク用などを入れ間違えた、紙の在庫が切れた、といった説も出ていた。「プラのストローくださいって言えば貰えますよ」という真偽不明の情報もあった。

基本的には紙製を提供、申し出ればプラスチック製も

マックのサイトでは、地球環境のためにとして、「2025年末までに、お客様提供用容器包装類を、再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更します」と目標を掲げている。その後、スプーンを木製に変えるなど、環境に優しい素材選びを続けている。

この取り組みに、理解を示す声は出ているものの、紙ストローについては、すぐにフニャフニャになってしまう、プラスチックに比べて飲んでも美味しくない、といった苦情も、度々上がっている。前のプラスチックストローに戻してほしい、といった声も多いようだ。

マックの紙ストローについて、料理研究家のリュウジさんは4月、自らのユーチューブチャンネルでハンバーガーなどを食べた感想を話しながら、「地球に優しいね」と評価した。しかし、口を着けると、「うわ、ダメだ」「全然美味しくない」などと渋い顔を見せ、カップに口を着けて飲んだほうがいいと勧めて話題になったことがある。

先のじゃどさんは、6月3日に札幌市内の店へ行ってプラのストローを提供されたという。この店は4日、なぜ紙ではなかったのかについて、「本社に聞いてほしい」と取材に答えた。店舗で提供するストローについて、日本マクドナルドの広報部は6月4日、取材に対し、公式サイトのプラスチック対策の通りだとしたうえで、「投稿当時の状況については、現在、確認中でございます」とだけコメントした。

ただ、「お客様からお申し出があった場合は、プラスチック製ストローを提供させていただいております」と説明した。そのうえで、「環境配慮への取り組みにご賛同いただければ幸いです」としている。

なお、ドリンクのフタは、ストローが紙なのになぜプラなのかといった疑問が相次いでいるが、広報部では、「蓋に関しても、サステナブル素材への変更のテストをしております」と明らかにした。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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