ギター逮捕のユニット、実質的な解散を発表「ツユとしての活動は行いません」　ファン悲しみの声

J-CASTニュース / 2024年6月9日 11時1分

「ツユ」は事実上の解散を発表した。写真はウェブサイトに掲載された声明

男女3人組音楽ユニット「ツユ」の公式Xが2024年6月8日、バンドの実質的な解散を発表した。

同バンドをめぐっては、ギター・コンポーザーを担当する「ぷす」こと矢野麻也容疑者が5月31日に殺人未遂容疑で逮捕されていた。

「ツユの権限は全てぶす氏が保持しているため、私達だけでは今後の全てを判断することが困難な状況」

ツユ公式Xは8日、「今後の活動に関して」とする報告を行った。

「今後のツユに関してですが、ツユの権限は全てぶす氏が保持しているため、私達だけでは今後の全てを判断することが困難な状況です」と説明。「発売済みのCDや音楽配信、YouTubeのMusic Video、ファンクラブ」の取り扱いについては関係者間で協議中だとした。

矢野容疑者は同バンドのギター・コンポーザーを担当するほか、バンドのすべての楽曲の作詞作曲も手掛けてきた。

そうした上で、メンバーの今後について明かし、バンドの実質的な解散を発表した。

「今後、メンバーの礼衣とmiro、サポートスタッフのAzyuNとマネージャーは、ツユとしての活動は行いません。また、ぶす氏にも関与いたしません」

「このような終わり方はあまりにも悔しいですが......」

解散にあたり、メンバーらそれぞれのコメントも発表している。

ボーカルの礼衣さんは、「5年間のツユの活動は私にとって人生をかけたかけがえのないものでした」とし、「このような終わり方はあまりにも悔しいですが、私は前を向いていきます」。

「今後については未定ですが、歌うことは変わらず大好きなので続けたいです。どこかで出会えたら、そのときはまた応援していただけると嬉しいです」とした。

インスタグラムのストーリーズには

「今後私がツユの楽曲を歌うことは二度とありません」

とも書き込んだ。

ピアノ担当のmiroさんは「卒業叶わず、リスナーの皆さん、関係者の皆さんに直接お礼を言えなかったことが唯一の心残りですが、今までたくさんの応援ありがとうございました。ツユを通して皆さんに出会えたことに感謝します」と悔しさをにじませた。

今後については「すぐに気持ちを切り替えるのは難しいですが、自身の活動は続ける予定です。いつでも会いに来てください」とした。

Xには「最後までたくさん心配かけてごめんなさい、ツユを通して出会えたリスナー皆さんの縁は大切にしていきます」と書き込んだ。

サポートスタッフで動画やデザインなどを手掛けるAzyuN（あじゅん）さんは「ツユの関係者の方やファンの皆様に、これからもっと応えていきたいという気持ちで取り組んでいましたので、このような結果となり言葉にできないほど悔しい気持ちです」。

今後については「私個人としての活動はこれからも続けていくつもりです。誰かのお力になれるよう尽力いたします。その際は応援していただけると幸いです」としている。

Xでは

「多くの事を学び、経験が出来ました。そしてツユから、それ以前から知ってくださった皆様には本当に感謝しております」

と感謝をつづった。

発表を受け、ファンからは悲しみの声が相次いでいる。

「この数年でツユの曲に何度救われたか...。こんな形で数少ない推しが終わってしまうのは残念ではありますが、致し方ないのも事実...どうか礼衣さん、miroくん、AzyuNくん、そしてマネージャーさんもお身体に気をつけつつ、それぞれの活動を続けていただければ幸いです」「ツユの楽曲にたくさん救われたし、曲をきっかけに仲良くなれた方も沢山居ました...感謝の気持ちが強いです。残念ではありますが曲に罪は無いので楽曲は残り続けることを願います....！」
「やはりか、、、ツユとしての活動は難しいとは思ってたけど、こうして正式発表されると悲しいね、、、でも歌に罪はないから、これからも聞いていきたいと思います。願わくば別の形で出会えますように」