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保育士の「男児切りつけ事件」に同業者が考察 「繰り返される可能性だってゼロではない」

J-CASTニュース / 2024年6月11日 14時59分

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保育士による切りつけ事件が話題(画像はイメージ)

現役保育士でYouTuberの「てぃ先生」が2024年6月10日、21歳の保育士が男児を切りつけた疑いで逮捕されたとの報道を受け、Xで私見を述べた。

てぃ先生は、子育てや保育に関する動画を発信しており、YouTubeチャンネル登録者数は83万人を超える。その他、書籍の執筆や講演活動も行っている。

「この保育士自体に問題がある」

各社報道によると、鹿児島市の認定こども園で、刃物のような物で2歳の男児の首を切りつけたとして、同園の保育士の女(21)が殺人未遂の容疑で逮捕された。日誌などの記録からは、女の受け持つクラスでは、他のクラスと比べて園児のケガが多かったことが確認されたという。

保育士として16年目のキャリアがあるてぃ先生は8日、Xで一部の報道を引用。「どんな事情があっても子どもへ刃物を向けている時点で、この保育士自体に問題がある」とした上で、女が年齢的に学校を卒業したばかりであるため、「就職直後の知識も経験も無いうちから、子どもたちへ『担任として』の対応が過剰に求められていたとも推察する」と述べた。

続けて、「『早く子どもたちに言うことを聞いてもらわなければ』という誤った焦りから、日常的に言葉での脅迫に近い対応があり、その延長線に今回の事件が発生したように感じる」との見方を示した。

加えて、「施設側の保育士に対する教育やサポートが十分だったのか、もっと言えば保育業界の人手不足が原因となり、保育士へ過度なストレスやプレッシャーを与えていないかなどをしっかりと考えていかないと、こういった事件が繰り返される可能性だってゼロではない」とも指摘している。

施設側にも「疑問が残ります」

てぃ先生は10日にも、「被害に遭ったお子さんが2歳ということなので、1歳児クラスか2歳児クラスだと思いますが、どちらも『切り傷』を負うような活動は通常ありません」と、経験をまじえて投稿している。

園児同士による「引っかき傷」が発生することには理解を示しつつ、「刃物などでの切り傷とは見た目が異なります」と指摘。「クラスの年齢的に、怪我をした状況や詳細をお子さんが自分で説明することは難しいため、過去にあった怪我についても、逮捕された保育士の言い分が通っていたのではないかと思います」と推し量った。

その上で、「お子さんが怪我をした際には必ず『報告書』を書くはずですから、施設の管理者が怪我の多さを把握していたのに、詳細を確認したり対策をしたりしなかったのか、そもそも把握すらしていなかったのか、この部分は疑問が残ります」としている。

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