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AIや脳科学の研究者ら、トップ選手の育成・強化へ結集…技能向上や戦術分析にノウハウ活用

読売新聞 / 2024年6月16日 5時0分

スポーツ情報学研究会の役割

 人工知能(AI)や脳科学の専門家らでつくる情報処理学会は、スポーツに情報科学を活用するための研究会を発足させた。パリ五輪開幕まで約1か月に迫る今月21日、初の研究集会を都内で開き、情報科学を駆使したトップ選手の戦術分析や強化策などを発表する。研究者同士が情報共有で連携し、日本代表選手らの技能向上につなげる。

 発足したのは「スポーツ情報学研究会」。国立スポーツ科学センターや東京大、スポーツ用品大手ミズノなどの研究者らが中心となり、4月から活動を始めた。

 スポーツの現場では近年、AIによる選手の動作分析や高性能カメラを使った位置の精密測定など、様々な情報科学の技術を導入。柔道日本代表は外国人選手の試合映像を分析するシステムを使い、東京五輪で史上最多の金メダル獲得につなげた。パリ五輪に向けても、トランポリン日本代表が姿勢を分析するAIを活用中だ。

 ただ、こうした技術開発は大学や企業などが個別に行う例が多く、普及や競技間の連携が不十分だった。研究会は、研究者間のつながりを強化し、データ分析や画像解析などのノウハウを共有。トップ選手や次世代のアスリートの育成・強化に役立てる。

 まとめ役を担うAI研究者の松原仁・京都橘大教授は「近年の情報科学の進展は目覚ましい。交流の場を設け、連携の機会を増やしたい」と話す。

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