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「違う、ここじゃない」鳩ヶ谷駅のポスターに反響 幡ヶ谷との勘違い「少しでも減ること願って」...経緯を取材

J-CASTニュース / 2024年6月17日 19時10分

写真

写真提供:Xユーザー「こばやし 'にらたま' けんいち(@Niratama)」さん

「違う、ここじゃない」──。似た名前の駅と間違えないよう、埼玉高速鉄道・埼玉スタジアム線「鳩ヶ谷駅」が注意喚起のポスターを掲示している。Xでも2024年6月に話題になるなか、導入の背景を同社に取材した。

「新年度が始まることを見越し」掲出へ

事の発端は、Xユーザー「こばやし 'にらたま' けんいち(@Niratama)」さんが13日に「これ間違える人いるんか?」と現場写真を投稿したことだ。構内ポスターには、

「ここは鳩ヶ谷駅(埼玉県川口市)です 幡ヶ谷駅(東京都渋谷区)ではありません!」

と記されている。また上部は、歌手・鈴木雅之さんのヒット曲「違う、そうじゃない」のジャケット写真をパロディするようなデザイン。ネットミームとしても広く愛されているもので、ポスターでは同鉄道のキャラクター「たまさぶろう」が本家さながらにサングラスをかけ、「違う、ここじゃない」「C/W:幡ヶ谷で5時(今から間に合うかな?Version)」などと細部まで再現している。

投稿は1万9000件超の「いいね」を集め、「ポスターのセンス良すぎ」「違う、ここじゃない 地味に面白くて結構笑ってる」といった声が上がっているほか、「検索間違いでたどり着く人多い気がします。インバウンドとかも含めて」「青海と青梅もよく聞きましたけど、普段使わなければうろ覚えで検索したら気づかないかも」「聞き間違いは十分あり得る話ですね」と実態に関心が寄せられている。

ポスターの導入時期について埼玉高速鉄道・旅客課は17日、「新年度が始まることを見越し、今年の3月下旬から掲出を開始いたしました」とJ-CASTニュースの取材に答えた。

「定期的に見受けられた」発生件数は?

導入経緯は、下記のとおり説明する。

「当社線の開業当初から『鳩ヶ谷駅』と『幡ヶ谷駅』をお間違えになるお客様が定期的に見受けられたため、目を引く表現でお客様に周知することで、お間違えになるお客様が少しでも減ることを願って本ポスターを制作いたしました」

駅を間違える乗客の傾向は様々だとし、年に10~15件ほどみられると明かす。「ポスター導入後における発生頻度や件数の推移につきましては、現時点では詳しく調査を行えていません」と述べた。

ポスター制作のこだわりは、「駅には様々な掲示がございますため、お客様に気づいていただけるよう目を引くデザインを心掛けました」とも。旅客課は鳩ヶ谷の魅力を、

「鳩ヶ谷駅の周辺には『甲州街道(国道20号)』は通っていませんが、将軍が日光東照宮に参拝するために利用された『日光御成道』が通っています。鳩ヶ谷は日光御成道の宿駅として整備され、街道に沿って屋敷が並ぶ町並みが残っており、一見の価値があります」

と伝えたうえ、「間違えて来るのではなく、歴史ある鳩ヶ谷を目的にぜひお越しください」と呼びかけている。

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