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巨人・ヘルナンデス、貪欲姿勢で早くも日本に適応…交流戦では3本塁打10打点

読売新聞 / 2024年6月19日 12時0分

交流戦最終戦の日本ハム戦で、8回に同点ソロを放つヘルナンデス=早坂洋祐撮影

[THE GIANTS 2024]

 交流戦初戦の5月28日に一軍に昇格したエリエ・ヘルナンデス(29)は、本拠地・東京ドームに電車で通勤している。「(駅のホームで)列に並んで、降りる人が全員降りてから乗車する規律にびっくりした」。母国のドミニカ共和国では「あり得ない」光景に戸惑いながら、休日は食事や買い物などで積極的に外出し、初物づくしの日本に臆することなく飛び込んでいる。

 グラウンドでも、初顔合わせの日本投手にしっかり適応している。

 準備は来日前から進めていた。米大リーグ・レンジャーズ傘下の3A時代に同僚だったことがあるDeNAの筒香から、日米の違いを聞いた。「投手の攻め方で変化球が多いこと、ストライクゾーンを広く使ってくるとか。彼が言った通り、やっぱり米国の野球とは違う」。ファンの応援や球場の構造の違いも取材する力の入れようだった。

 「コーチ陣の話はもちろん、スコアラーやデータ班の話も理解しようとしている姿勢がすごくある」と評するのは村田総合コーチ。試合の前後、自宅でも投手の映像を見て配球や投球スタイルを確認し、自分の打撃の映像なども見返す。

 その上で、試合では「どういう投手か、どんな球種を投げるかをしっかり頭に入れて打席に立つ」という。5月30日のソフトバンク戦で東浜から放った1号3ランは、初球と2球目のシンカーをファウルし、フルカウントとなった後、同じ球種を捉えたもの。東浜の得意球を把握し、「シンカー一本に絞って振り抜いた」と明かした。今月16日の日本ハムとの最終戦でも引き分けに持ち込む貴重なソロ。交流戦は全18試合に出場して打率3割4分2厘、3本塁打、10打点の好成績を残した。

 野球への真面目で貪欲な姿勢を貫く29歳の外野手は、早くも巨人打線に欠かせない存在になりつつある。(浜口真実)

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