1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

都知事選の立候補予定者、ネットで政策発信…53人が事前審査終える

読売新聞 / 2024年6月19日 10時0分

 東京都知事選が20日に告示される。立候補に必要な書類を確認する都選挙管理委員会の事前審査を終えた人は17日時点で53人に上る。立候補の意向を表明した人たちは、早くも公式ホームページやSNSなどで政策の発信に乗り出している。18日も公約発表の記者会見の動画を中継したり、画像を直後に投稿したりするなどの動きがあり、インターネット上でのアピールも熱を帯びつつある。(水戸部絵美)

■小池氏

 3選を目指して18日午前に公約発表の記者会見を開いた小池知事は、昼過ぎに自身のX(旧ツイッター)などで、無痛 分娩 ぶんべん補助や保育料の第1子からの無償化などの公約を公表したと投稿。会見の画像も添え、「全身全霊で都政運営に取り組んでまいります」と訴えた。

 公式ホームページでは2期8年の実績として、「子育て」「女性活躍」「福祉・健康」などのカテゴリー別に取り組みをアピール。また、キャスター時代を振り返る動画なども紹介し、「東京の強みを発信し、世界での存在感を高めていきます」などとしている。

■蓮舫氏

 同じく18日に公約発表の記者会見に臨んだ蓮舫参院議員は、会見の様子をユーチューブで中継。詳細なデータを用いながら、現役世代の待遇改善や福祉現場の支援拡充などを目指すことを訴えると、視聴者から「頑張ってください」「素晴らしい!」などの反応が上がっていた。

 ユーチューブの公式チャンネルでは、知事選出馬表明後に行った街頭演説の動画なども投稿。「都知事はいつもトップダウン。でも今必要なのは、税金を使うとき、現場の人々の声を聞けるボトムアップの都政です」などと主張している。

■石丸氏

 広島県安芸高田市の前市長、石丸伸二氏は、5月に行った知事選への出馬表明記者会見の動画などをユーチューブの公式チャンネルで公開。Xでも動画を紹介しながら、「これが20年先の危機を回避する最後のチャンスだとみています。簡単でないにしても、安芸高田市でできたことは東京都でもできるはずです」などと訴えている。

 石丸氏のXのフォロワーは約43万人、ユーチューブのチャンネル登録者数は13万人を超える。最近も公式チャンネルに「東京を動かそう」とする短い動画を投稿し、決意を語っている。

■田母神氏

 知事選に2度目の挑戦となる元航空幕僚長の田母神俊雄氏も18日に事務所開きを行った後、公約を発表した。この日は、田母神氏とみられる人物の背中に「I’m back in Tokyo」と書かれた画像をXに投稿し、意気込みをアピールした。

 知事選への出馬表明後も、自身のXでは政治信条などを繰り返し投稿。生前に交流のあった石原慎太郎元知事についても触れ、「石原氏は他への不必要な 忖度 そんたくを排し自分の意見を述べる政治家であった。今日本国民はあのような強い政治家を求めているのではないか」などと思いをつづった。

■清水氏

 タレントの清水国明氏は、東日本大震災や能登半島地震などの被災地で支援活動に取り組んできた経験を基に、防災の必要性を自身のXで繰り返し投稿。「災害対策は待った無しです。約1400万人の都民の命、人命を守る政策が必要です」などと訴えている。

 Xではテレビ番組でのリポーター経験を生かし、多摩ニュータウンや新宿区歌舞伎町の「トー横」などに足を運び、報告する動画を投稿。さらに、子供政策や憧れの政治家などについて語る音声メッセージも投稿し、考えを伝えようとしている。

学歴詐称疑い、告発状を提出…小池氏元側近の弁護士

 小池知事の元側近で弁護士の小島敏郎氏(75)が18日、知事に対する公職選挙法違反(虚偽事項の公表)容疑の告発状を東京地検に提出したと明らかにした。

 小島氏は記者会見で、カイロ大を卒業していないにもかかわらず、長年にわたって「カイロ大卒」と詐称してきたことが、同法に違反すると主張した。ただ、「告発状が受理されて捜査が始まったわけではない。まずは地検に検討していただく」とも述べた。知事は2020年に卒業証明書類を公開。記者会見などで「大学が卒業を証明している」と説明している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください