スケボー五輪予選参加の２０歳未満の４選手、開催地・上海で飲酒…３選手と監督処分

５月に上海で開催されたパリ五輪予選シリーズ第１戦＝ロイター

　【ブダペスト＝井上敬雄】５月のパリ五輪予選シリーズ（ＯＱＳ）第１戦（上海）に出場したスケートボードの４選手（男女各２人）が２０歳未満であるにもかかわらず現地で飲酒したとして、国内統括団体「ワールドスケートジャパン（ＷＳＪ）」が厳重注意などの処分を下していたことが１９日、分かった。

　ＷＳＪは選手名を公表していない。ＷＳＪによると、５月１９日の大会終了後、スポンサーのスタッフから中国では１８歳以上は飲酒できると勧められ、４人が飲酒した。飲酒の程度や初めての違反行為だったことなどを考慮し、２人が「口頭での厳重注意」、１人が「口頭での注意」、１人を不問とした。また日本代表の西川隆監督は管理責任があったとして、戒告処分とした。

　２０日にブダペストで開幕するＯＱＳ第２戦には処分を受けた選手も出場する。ＷＳＪは「今後二度とこのようなことが起きないようにチーム体制を強化する」とのコメントを出した。