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「あなたのだまされやすさ」3つの簡単な質問で点数化…高得点ほどだまされやすい傾向、対策も助言

読売新聞 / 2024年6月20日 6時50分

「詐欺だまされやすさテスト」。ゲーム感覚で詐欺のだまされやすさが診断される

 島根県防犯連合会のサイトで、特殊詐欺のだまされやすさを診断するテストが公開されている。被害者らへの聞き取り調査を基に、京都府警と京都府立医科大学が作成した素材を活用した。選択式の質問に答えることで回答者のだまされやすさが点数化されるという仕組み。ゲーム感覚で自身のだまされやすさが客観視できる。(小松夕夏)

 質問は「サギに合わない自信がある」「知らないひとの話は聞かないようにしている」「電話がなるとすぐ取る」の3問。それぞれに「自信がある」「少し自信がある」などと四つの回答があり、回答ごとに設定された0〜3点の合計点数で診断される。

 点数が高い人ほどだまされやすい傾向があり、最高は9点。6点以上で「だまされやすい人」と診断され、それぞれの結果に合わせて「キャッシュカードの利用限度額を引き下げる」「お金に関する電話があれば、一度電話を切って、家族や警察に相談する」などの対策も助言される。

 素材は、京都府警と京都府立医科大が協力し、2020年に作成。18年9月から1年間、特殊詐欺被害者の高齢者ら56人と面談し、「うまい話に興味がある」などの項目について被害に遭う前後の意識の違いを聞き取った。その結果、顕著な傾向が確認された3項目が応用されている。

 テスト名は「みこぴーくんとしまねっこの詐欺だまされやすさテスト」。県防犯連合会のサイト(https://www.s-bouhan.com/)から受けられる。県警生活安全企画課の大国智之次長は「ゲーム感覚で自身のだまされやすさを自覚してもらい、対策に役立ててほしい」と話している。

 県警によると、県内で今年5月末までに確認された特殊詐欺の被害件数は、前年同期比3件減の19件で、被害額は同約3752万円減の約2136万円。

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