1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

デザインやり直し2万4600回、下請けに無償で要求…シール・ラベル印刷最大手に公取委勧告

読売新聞 / 2024年6月20日 8時5分

公正取引委員会

 下請け業者に無償でデザインの修正作業をさせたとして、公正取引委員会は19日、シールやラベル印刷の最大手「大阪シーリング印刷」(大阪市天王寺区)に、下請法違反(やり直しの禁止)で再発防止を求める勧告を行った。公取委によると、同法のやり直しに関する規定が適用されるのは初めて。やり直し回数は計2万4600回に達していた。

 発表では、同社は2022年4月〜23年10月、食品メーカーなどから受注した食品容器のラベルやパッケージの製造で、デザインの作成をフリーランスのデザイナーら下請けの36業者に再委託。デザインを受け取った際は「問題がない」としていたのに、顧客から修正を頼まれると、無償でやり直しをさせていた。

 同社は公取委の調査を受け、作業の対価として下請けの36業者に約980万円を支払った。

 同社の持ち株会社「OSPホールディングス」は取材に対し、「法令への認識が不十分だった。指摘を踏まえて再発防止を徹底する」としている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください