1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

巨人の戸郷翔征が制球難、直球も150キロに届かず…杉内コーチ「こういう日もある」

読売新聞 / 2024年6月22日 6時0分

6回1死1、3塁、中村にスクイズを決められ、肩を落とす戸郷=黒瀬祐生撮影

 プロ野球は21日、リーグ戦が再開した。セは、首位の広島が中日に零封負け。阪神はDeNAにサヨナラ勝ちし、巨人はヤクルトに敗れた。パは、1位のソフトバンクがロッテに快勝した。

 ヤクルト4―2巨人(セ・リーグ=21日)――ヤクルトは一回に長岡の適時打で先制し、山田のソロなどで小刻みに加点した。吉村は八回途中無失点の好投で、5月17日以来の5勝目。巨人は反撃が遅かった。

 再開したリーグ戦で、最初の先発マウンドに上がったのは、開幕からローテーションの先頭に立ち続ける巨人・戸郷だ。「首位とのゲーム差を詰めることが一番。チームの雰囲気もだいぶ良くなってきた」と意気込み十分だったが、球威、制球ともに本来の姿ではなかった。

 いきなりつまずいた。一回、先頭の西川に初球を右中間への二塁打とされ、犠打で一死三塁。長岡に落ちなかったフォークボールを中前にはじき返され、わずか4球で先制点を奪われた。「初回に点を取られたことが全て。後手後手に回りすぎた」。立ち直ることができないまま、四回は二死から山田にソロを浴び、六回は暴投が絡んでスクイズを決められた。

 夏に向けて調子が上向いていくと自負する戸郷が3点以上を失ったのは、5月3日の阪神戦以来。直球の球速は150キロに届かず、武器であるはずのフォークやスライダーの制球にも苦しんだ。戸郷は「勝負所でいい球を持ってくることができず、試合運びが難しくなった」と課題として受け止めた。

 杉内投手チーフコーチは「1年間投げていれば、こういう日もある。(その時に)どう投げていくか」とした上で、「求めているものはもっと上だから、納得はしない」と指摘。6回3失点とはいえ、初回にあっさり先取点を失った右腕に奮起を促した。

 「とても悔しい結果になった。次につなげられるように、またやっていく」と戸郷。失敗を糧にしながら、どんな状態でもチームを勝利へと導くエースを目指す。(井上雄太)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください