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世界女王の北口榛花、日本選手権で目指す「王座奪還」とパリへの「仕上げ」…27日開幕

読売新聞 / 2024年6月26日 16時44分

五輪を見据えてタイトル奪還を目指す北口榛花

[パリへの助走 陸上日本選手権]<上>女子やり投げ 北口榛花 26(JAL)

 陸上の日本選手権(読売新聞社後援)が27〜30日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われる。パリ五輪代表選考会を兼ね、五輪参加標準記録を突破して優勝すれば代表に内定する。既に内定した選手も参戦する熱戦の主役たちを紹介する。(田上幸広)

 昨年の世界選手権優勝で既にパリ五輪代表に内定し、今大会に出る必要はなかった。それでも、五輪に向けた重要な実戦の一つに位置づけ、昨年は2位に終わった大会でのタイトル奪還を目指す。

 22日にフィンランドで行われた大会で今季自己最高の64メートル28を投げた。これは23日現在で今季世界5位。昨年の世界選手権銀メダリスト、フロルデニス・ルイスウルタド(コロンビア)が南アメリカ新記録となる66メートル70を投げるなど、各国の強豪がシーズン序盤から記録を伸ばす中、徐々に調子を上げてきた。

 昨季は7月16日に当時の日本新記録となる67メートル04を投げた。うまく夏場にピークを持っていけるのが持ち味だ。冬場には助走のスピード強化に励み、手応えを感じているという。いかにそのスピードを生かせるかが課題で、試行錯誤を繰り返している段階だ。その作業は実戦でしかできない。

 「一つ一つの試合を大事にしながら、パリ五輪に向けて作り上げていければいい」。8月7日の予選と10日の決勝を見据え、じっくりと準備を進める。

ディーン 12年ぶり代表狙う

 投てき種目で、北口の他にパリ五輪参加標準記録を突破している選手はいない。しかし、男女やり投げの世界ランキングで数人が出場圏内におり、今大会も高いレベルの戦いが展開されそうだ。

 女子は斉藤真理菜(スズキ)が連覇を狙い、上田百寧(ゼンリン)も世界選手権に2大会連続で出場している実力者だ。

 男子はディーン元気(ミズノ)が2012年ロンドン大会以来、12年ぶりの五輪出場を目指す。昨年のアジア選手権で自己4番目の記録となる83メートル15を投げて優勝するなど、32歳のベテランは円熟味を増している。

 女子ハンマー投げのマッカーサー・ジョイは今年3月、日本女子初の70メートル台となる70メートル51を投げ、自身の日本記録を62センチ更新した。それでも、世界ランキングで出場圏内には届いておらず、さらに記録を伸ばす必要がある。

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