まるで動物園?NHK党、今度は「ほんわか動物ポスター」で掲示板ジャック 制作者が明かす真意
J-CASTニュース / 2024年6月24日 20時18分
![まるで動物園?NHK党、今度は「ほんわか動物ポスター」で掲示板ジャック 制作者が明かす真意](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/jcast/20240624jcast20242486909_0-small.jpg)
立花孝志氏(2017年撮影)
キックボクサーのぱんちゃん璃奈さん、犬の写真、風俗店の広告――。東京都知事選(2024年7月7月投開票)のポスター掲示板をさまざまな内容で「ジャック」したことが波紋を広げている政治団体「NHKから国民を守る党(NHK党)」のポスター。今度は「動物のイラスト」でジャックされていると話題になっている。
狙いはどこにあるのか。J-CASTニュースは6月24日、このポスターを制作・掲示した男性に話を聞いた。
「日本の政治家は犬猫動物レベルという揶揄」の憶測も
NHK党は、党へ寄付することでポスター枠に寄付者独自のポスターを貼ることができるとする活動を行っている。同党は、24人の候補者を擁立。NHK党の考え方に従えば、1か所につき最大24枚のポスターを掲示できることになる。
話題となっているのは、ウサギやハムスター、カエル、ペンギンといった動物のイラストが描かれたポスターだ。右下に小さく掲示責任者、印刷者として党首の立花孝志氏の名前と、個人演説会の日付が記載されているが、遠目から読める文字は何も書かれていない。新小岩駅南口の掲示板には、21枚の動物のイラストが掲示されていた。
新小岩駅のほか、立川駅前の掲示板にも同様の掲示があったとして、Xで複数の報告が上がった。選挙と関係のない内容を批判する声のほか、「心ある人が買い占めたのかほんわか動物ポスターで溢れてた」「人間より動物の方が多いのガチでおもろいwwwww」「立川駅の選挙掲示板、動物園になっててウケる」「みんなかわいい」など、おもしろがる声やほっこりするといった声が寄せられた
そのほか、大王製紙の前会長で実業家の井川意高さんは「都知事選に限らず日本の政治家は犬猫動物レベルという揶揄」との見方を披露した。
「子どもたちにも選挙に関心を持ってもらえれば」
実際はなぜ、このポスターを掲示したのか。J-CASTニュースの取材に応じた「立花孝志氏の賛同者」だという男性は、「(枠を)買った時はなにも考えていなかったのですが」としつつも、「見ている人が喜びそうなもの」を考えた結果、動物のイラストになったと明かした。
男性自身は、立候補はしていない。特定の候補者の応援や知名度の向上といった目的もまったくなく、「子どもたちが、選挙が楽しみになるように見てくれたらいいなと思います。子どもたちにも選挙に関心を持ってもらえれば」と話した。
男性によると、掲示場所は、立川駅前、新小岩駅前、六本木のテレビ朝日の前の3か所。動物のイラストのほか、新小岩駅前にはデザイン協力してくれたデザイナーの飼い猫の写真も掲示したと明かした。
ポスター掲示場は「候補者以外の方が使用できるものではない」
もっとも、今回の取り組みが公職選挙法などに抵触するかは注意が必要だ。林芳正官房長官は6月21日の記者会見で、ポスター掲示場について
「(候補者)自身の選挙運動用ポスターを掲示するため設置されるものであることから候補者以外の方が使用できるものではない」と説明。
候補者が使用する選挙運動用ポスターについては、記載内容を直接制限する規定は公職選挙法にはないとする一方で
「他の候補者の選挙運動を行うことや虚偽事項の公表がされた場合には公職選挙法の処罰の対象に、また他の法令などに触れる場合には、それぞれの法令などの処罰の対象となるものであり、捜査機関により判断がなされるものと認識している」
とも説明している。
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