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米国のコーチ「スプリンターになれ」、橋岡優輝が目指す助走の加速…きょうから日本選手権

読売新聞 / 2024年6月27日 9時4分

パリ五輪へ向けて大ジャンプを狙う橋岡優輝=原田拓未撮影

[パリへの助走 陸上日本選手権]<中>男子走り幅跳び 橋岡優輝 25(富士通)

 陸上の日本選手権(読売新聞社後援)が27〜30日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われる。パリ五輪代表選考会を兼ね、五輪参加標準記録を突破して優勝すれば代表に内定する。既に内定した選手も参戦する熱戦の主役たちを紹介する。(田上幸広)

 3月15日に米フロリダ州で行われた競技会で8メートル28をマークし、パリ五輪の参加標準記録8メートル27を突破した。東京五輪の6位を上回る成績を目指し、まずは今大会でパリへの切符をつかみに行く。

 2022年の冬から、短距離のサニブラウン・ハキーム(東レ)と同じ米国のタンブルウィード・トラッククラブで練習を積んできた。コーチからは「スプリンターになれ」と助言され、徹底的に走力の強化に励んだ。サニブラウンら世界トップレベルの短距離選手に交じって走り込む日々。「いいところは盗めるように必死に勉強しているので、楽しい」と笑みを浮かべる。

 かつてはゆったりとした動きから徐々にテンポを上げる助走だったが、今は助走の序盤から全力に近いスピードまで上げる。「助走のスピードが1段階上がれば、踏み切りの難しさは2段階ぐらい上がってくる」と語るように、その調整が課題となる。

 「今までの陸上人生で最高だと言い切れるようなシーズンにしたい」と意気込む。自己ベストは東京五輪選考会だった21年の日本選手権でマークした8メートル36。それを超えるような大跳躍を見せたいところだ。

昨年日本新続出 秦ら女子勢期待

 跳躍種目で、橋岡の他に参加標準記録を突破しているのは、女子走り幅跳びの秦 澄美鈴 すみれ(住友電工)。昨年7月のアジア選手権で6メートル97の日本新記録を樹立した。2022年と23年に世界選手権を経験しているジャンパーが初の五輪切符をつかめるか。

 女子の跳躍は昨年、秦に加え、三段跳びの森本麻里子(オリコ)、棒高跳びの諸田実咲(アットホーム)が日本新記録を作った。森本は左足首のけがで5月のセイコーゴールデングランプリを欠場し、回復具合が鍵となる。諸田は世界ランキングでの五輪出場の可能性があり、好記録を出してポイントを積み上げたい。

 男子走り高跳びは世界選手権で23年8位の赤松諒一(SEIBU PRINCE)、22年8位の 真野 しんの友博(九電工)らが、レベルの高い争いを繰り広げそうだ。

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