東京都知事選挙、選挙ポスターに細かな工夫…各陣営の狙いとは
読売新聞 / 2024年6月26日 13時0分
東京都内各地でよく見かける都知事選(7月7日投開票)の選挙ポスター。有権者が投票先を決める際の判断材料になるだけに、候補者らは自身の思いを届けようと細かな工夫を凝らしている。各陣営の狙いとは。
小池候補
「厳しい顔つきでなく、包み込むような表情の写真を選んだ」。そう説明するのは、現職の小池百合子候補(71)の陣営幹部。首都を率いるリーダーは、広く都民の声に耳を傾けるべきだとの考えに基づく。
基調は、環境相を務めた時からのイメージカラーの緑で、「これからも、都民のために。都民とともに。」とのメッセージを記した。「東京」でも「都政」でもないのは、「都民のために頑張る」という小池候補の強いこだわりだという。島しょ部に貼るポスターには、「都民」を「島民」に変える心配りも見せた。
蓮舫候補
前参院議員の蓮舫候補(56)のポスターは、本人の顔を大きく配したのが特徴。黒を基調とし、自身の名前を白抜きにして浮かび上がらせ、洗練された印象を狙った。陣営関係者は「シンプルにシックに。チャレンジャーの意気込みが伝わるポスターにしたかった」と解説する。
名前の頭文字「R」をピンク色にし、耳元に配置。参院議員に初当選した20年前を知る陣営関係者は「かつては女性らしく、母親らしくと考えて使ったが、今回は候補の顔を引き立てる『差し色』として使った」と過去との変化も語った。
石丸候補
広島県安芸高田市前市長の石丸伸二候補(41)の写真は、歯を見せない引き締まった表情を採用。キャッチフレーズの「東京を動かそう」は、「『みんなでやっていこう』という意味で本人が考えた」と陣営関係者は明かす。
右下には、出身地や学歴、銀行でアナリストとして勤務した経歴を書き込んだ。「ビジネスマン出身という強みをアピールしたい」という。
田母神候補
元航空幕僚長の田母神俊雄候補(75)の写真は、左眉を上げた渋い表情でじっとこちらを見つめる。名前を金色で記したのは、選挙戦で「1位になる」との決意の表れという。
左下には、白の筆文字で「さあ反撃だ! 日本!」。田母神候補がよく使用するキャッチフレーズで、「『失われた30年』で自信をなくした日本を
この記事に関連するニュース
-
「さすがに3位はダメ」無党派層の支持を集める石丸氏の猛追で苦境の蓮舫氏。必死の選挙戦も「小池氏の二番煎じ」野党関係者は「このまま国会に“再入学”は勘弁」
集英社オンライン / 2024年6月29日 8時0分
-
【都知事選】蓮舫氏に小沢一郎氏が〝ドブ板〟のススメ 猛追の石丸伸二氏と2位争い
東スポWEB / 2024年6月28日 6時7分
-
東京都知事選の戦略は?──「人が少ない地域から…」川上戦術、過密日程で“金融街ツアー” SNSも舞台【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN / 2024年6月25日 9時58分
-
都知事選は「コスパの良いCM」過去最多56人、300万円払っても「出馬するうまみ」
週刊女性PRIME / 2024年6月25日 7時0分
-
東京都知事選挙の序盤戦で戦略くっきり…小池氏は「公務」重視、蓮舫氏は繁華街で演説
読売新聞 / 2024年6月24日 5時0分
ランキング
-
1福岡のこども病院でまた…パワハラで職員処分 日常的に「殺すぞ」
毎日新聞 / 2024年6月29日 8時46分
-
2両陛下、英国公式訪問からご帰国 国賓として多くの行事臨まれる
産経ニュース / 2024年6月29日 18時37分
-
3弥彦総合文化会館で配管工事中に爆発事故 1人死亡、5人が重軽傷 新潟・弥彦村
BSN新潟放送 / 2024年6月29日 15時47分
-
4蓮舫氏が激しい雨の中で演説 熱気の聴衆はまるで香港「雨傘運動」のよう
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月29日 9時26分
-
5小学5年生の請願、大和市議会が全員賛成で採択…市の計画に「子どもの意見反映」求める
読売新聞 / 2024年6月29日 8時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)