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チャールズ英国王、両陛下に日本語で「お帰りなさい」…ハローキティやポケモンの話題で笑いを誘う

読売新聞 / 2024年6月26日 12時21分

バッキンガム宮殿での晩餐会を前に、記念撮影に臨まれる天皇、皇后両陛下と英国のチャールズ国王、カミラ王妃(25日午後、ロンドンで)=米山要撮影

 【ロンドン=水野祥、沖村豪】天皇、皇后両陛下が臨まれた25日のチャールズ国王夫妻主催の 晩餐 ばんさん会は、弦楽器の演奏が流れるなか、和やかな雰囲気で行われた。国王は英国留学の経験がある両陛下に日本語で「お帰りなさい」と語りかけ、会場には笑顔が広がった。

 両陛下は25日午後8時50分頃(日本時間26日早朝)、バッキンガム宮殿の会場に国王夫妻やウィリアム皇太子ら英王族とともに入場された。陛下は、国王から贈られたばかりの英最高位の「ガーター勲章」をえんび服に付け、皇后さまはティアラを着用し、白のローブデコルテ姿で臨まれた。

 テーブルは宮殿とウィンザー城の庭園から取り寄せたバラや、イロハモミジの一種の木などで飾られた。

 歓迎のあいさつで、日本語で「英国にお帰りなさい」と切り出したチャールズ国王は、両国の協力関係を支えたのは、「日英両国民の間の永続的な絆」と強調し、「カンパイ」と言って陛下と向き合って杯を掲げた。

 国王はスピーチの間、隣に座った天皇陛下に語りかけるように話し、陛下は国王の顔を見ながら耳を傾け、時折、うなずかれていた。国王は、日本の人気キャラクター「ハローキティ」や人気ゲーム「ポケットモンスター」の話題を出して出席者の笑いを誘い、会場は温かい雰囲気に包まれた。

 続いてお言葉を述べた天皇陛下は、祖父と父がかつて英王室の晩餐会に招かれた際のあいさつを紹介。昭和天皇は「両国の人々が頻繁に親しく接触し、心を開いて話し合うこと」を望み、上皇さまは「理解し合う努力を続け、世界平和と繁栄のため、手を携えて貢献していくこと」を願われたと説明された。

 先の大戦後、関係改善や友好のために尽力した人々にも敬意を表し、今回の訪英を通じて、両国の友好親善が「次代を担う若者や子供たちに着実に引き継がれ、一層進化していく一助となれば」と願われた。

 陛下が約14分のお言葉を終えられると、場内には英国国歌が流れ、出席者全員が立ち上がって改めて杯を掲げた。

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