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「肉は監査の時だけ」…食材費過大徴収で連座制適用の「恵」職員が明かす

読売新聞 / 2024年6月26日 23時55分

障害者向けグループホーム運営会社「恵」の西日本支社(名古屋市緑区で)

 組織ぐるみで食材費を過大徴収したなどとして、障害者向けグループホーム運営会社「 めぐみ」(東京)に対し、事業者の指定取り消し処分や、更新を認めない「連座制」の適用が26日、通知された。施設は順次運営できなくなり、利用者や関係者からは憤りや不安の声が上がった。

 愛知県内のグループホームを利用する30歳代男性の父親は「連座制の適用で運営が止まったら別の施設を探さなくてはならない」と訴えた。

 男性は知的障害があり、3年前からホームを利用する。食事の量が少なく、体重は5キロほど減ったという。食材費の過大徴収が判明し、父親は恵本社に問い合わせたが、「詳しい説明がなく、申し訳ないという感じもなかった」と憤る。昨年12月に突然、40万円が返金されたが、書類にも詳しい経緯は記されていなかった。

 ホームの食事の実態について、神奈川県内の施設の元職員は「肉を使うのは行政の監査がある時だけ。安く抑えれば抑えるほどいいと言われた」と明かした。

 愛知県によると、県内の自治体に設置された相談窓口には、利用者らから「すぐに転居しなければならないのか」「行き先が見つかるまで不安」といった声が多数寄せられているという。大村秀章知事は「利用者が行き場を失うことがないよう、支援に万全を期していく」と述べた。

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