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近鉄南大阪線の踏切にブロック片、11歳男児を書類送致…「割れるのを見たかった」

読売新聞 / 2024年6月27日 13時16分

奈良県警本部

 奈良県葛城市の近鉄南大阪線の踏切で今年3月、軌道上にブロック片が置かれた事件で、高田署が、大和高田市内の小学校の男子児童(11)を電汽車往来危険の非行事実で県高田こども家庭相談センター(児童相談所)に書類送致していたことが、分かった。

 送致は18日付。捜査関係者によると、男児は3月2日午前11時25分頃、葛城市当麻の近鉄南大阪線当麻寺駅第3号踏切で、軌道上にブロック片を置いた疑い。

 吉野発大阪阿部野橋行き特急電車(2両)の運転士が異音に気づいて緊急停車して確認したところ、軌道上で砕けたブロック片が見つかった。乗客約50人にけがはなかった。同1日夕にも同所でブロック片が置かれていたといい、同署は男児が置いたとみている。

 防犯カメラの記録から男児が浮上。「ブロック片が割れるのを見たかった」と認めているという。

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