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東京円、38年ぶり円安水準の1ドル=160円台半ばで取引…為替介入へ警戒感高まる

読売新聞 / 2024年6月27日 11時53分

1ドル=160円台を示す為替ボード(27日午前9時41分、東京都港区の外為どっとコムで)=大石健登撮影

 27日の東京外国為替市場の円相場は、前日の海外市場の円安・ドル高基調を引き継ぎ、前日(午後5時)と比べて60銭程度円安・ドル高の1ドル=160円台半ばで取引されている。1986年12月以来、約38年ぶりの円安水準で、市場では政府・日本銀行による円買い・ドル売りの為替介入への警戒感が高まっている。

 前日のロンドン市場で、円相場は1ドル=160円台まで下落し、その後のニューヨーク市場では一時、160円88銭まで円安が進んだ。25日の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言などで早期の利下げ期待が後退し、日米金利差を意識した円売り・ドル買いの動きが広がっている。

 日銀は今月13、14日に開いた金融政策決定会合で、国債買い入れの減額計画の決定を7月会合に先送りした。市場では、緩和的な金融環境が続くとの見方から、運用に有利なドルを買って円を売る動きが続いている。

 政府・日銀は4月29日、円相場が160円台前半まで下落したのを受けて為替介入に踏み切ったとみられており、市場では再介入への警戒感もある。今後の円相場は、神経質な値動きが続きそうだ。

 鈴木財務相は27日午前、財務省内で記者団に、「急激な、しかも一方的な動きは望ましくない。高い緊張感を持って動きの背景も分析し、必要に応じて対応を取る」と述べた。

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