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医療NPO小型機墜落、低高度修正できず衝突の可能性…運輸安全委が調査報告書

読売新聞 / 2024年6月27日 15時56分

伊江島空港の敷地内に墜落した小型機(2022年3月、沖縄県伊江村で)=浦上太介撮影

 沖縄県伊江村の伊江島空港で2022年3月、離島などの患者搬送を担うNPO法人の小型機が墜落し、乗員2人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は27日、調査報告書を公表した。滑走路への進入時の高度が低く、修正できずにフェンスなどに衝突した可能性が考えられるとした。高度が低くなった理由は特定できなかった。

 事故は、NPO法人「メッシュ・サポート」(那覇市)が運用する小型機の離着陸訓練中に発生。機長の男性(当時61歳)と、法人の男性(同73歳)が搭乗していた。

 報告書では、小型機は通常よりも約10メートル低い高度で滑走路への進入経路に入り、高さ1・8メートルのフェンスに衝突したと考えられると指摘した。機長は、伊江島空港での着陸経験がなく、同型式機の飛行はこの日が2回目だった。

 高度が低かった理由について、滑走路手前が上り勾配で高度を正しく把握できず、不慣れな操作により上昇が遅れた可能性などを挙げた。ただ、機体は炎上して損傷が激しく、飛行記録装置が搭載されていなかったため、機体に何らかの不具合が発生した可能性もあり、「明らかにできなかった」としている。

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