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大谷翔平が球団記録を69年ぶり更新、ロバーツ監督「地球上で最も危険な打者」

読売新聞 / 2024年6月27日 15時32分

球団新記録となる10試合連続打点を達成したホワイトソックス戦を振り返る大谷翔平(6月26日、米イリノイ州シカゴで)=帯津智昭撮影

 【シカゴ(米イリノイ州)=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は26日(日本時間27日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に1番指名打者で出場し、2試合連続で今季3度目の初回先頭打者本塁打となる25号ソロを放った。10試合連続打点となり、球団記録を69年ぶりに更新。4―0での4連勝に貢献した。

 ロバーツ監督が大谷に最大級の賛辞を送った。「素晴らしい。ストライクゾーンに来れば、強打する。球の見極めができていて、地球上で最も危険な打者になっている」。連夜の先頭打者アーチでチームに勢いを与えていることもたたえた。

 大谷は例年、6月に一つのピークを迎える。昨季まで在籍したエンゼルスでの過去6シーズンのうち、月間20打点以上を3度マーク。今季は前半は苦しんだが、後半になって一気に調子が上がった。連続試合打点の球団新記録を達成したこの10試合では計8本塁打、17打点。6月は月間11本塁打、23打点となっている。

 6月に強い理由について、大谷は「シーズンに慣れてくるのもそうだし、シーズンの中でいいところ、悪いところをいろいろ改善しながら、ちょうど、そういう(好調の)波が来やすいかな」と自己分析する。10試合連続打点に関しては、「ランナーがいる状況が多いし、自分自身のアットバット(打席の内容)を継続していくのをまず一番に考えている。その結果、打点がついてきている」。チームが好調だからこそ、打点も増えるという好循環になっている。

 6月は残り3試合。過去最も成績が良かったのは昨年の15本塁打、29打点。今の勢いは、それ以上の数字を残せる可能性を感じさせる。

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