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サニブラウンに続く陸上男子100メートル代表争い…柳田大輝を筆頭に坂井隆一郎・小池祐貴・桐生祥秀らが日本選手権に参戦

読売新聞 / 2024年6月28日 6時0分

今季好調な柳田大輝

 パリ・オリンピックで「世界最速のランナー」を決める陸上男子100メートル。日本代表の選考も最終コーナーに入り、五輪代表最終選考会を兼ねた日本選手権が27日から30日まで新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われている。日本の出場枠は最大「3」で、すでに参加標準記録(10秒00)をクリアしたサニブラウン・ハキーム(東レ)が代表に内定し、残りは2枠。日本陸上競技連盟の規定で、日本選手権で参加標準記録をクリアして優勝すれば内定となる。その条件を満たせなかった場合でも、日本選手権の結果や世界ランキングによって、代表入りの道が開ける。

 サニブラウンに続く2人目の代表候補として名前が挙がるのが、昨年の世界選手権(ブダペスト)代表の20歳、柳田大輝(東洋大)だ。自己ベストは10秒02で、今季は世界最高峰のシリーズ「ダイヤモンドリーグ」に初参戦。5月の世界リレー大会では400メートルリレーのメンバーとして日本の五輪出場権獲得に貢献した。さらに、6月15日の日本学生個人選手権では、追い風3・5メートルの参考記録ながら9秒97をマークするなど、勢いがある。

 日本陸連の公式サイトによると、日本人選手が個人種目でパリ五輪参加資格を得るには〈1〉参加標準記録を突破〈2〉世界ランキングでターゲットナンバー(出場人数枠)に入る――のいずれかが条件となる。参加資格の有効期間は6月30日まで。世界ランキングは主要競技会での記録や順位をポイント化して決定するもので、男子100メートルのターゲットナンバーは「56」だ。

 27日現在の世界ランキングでは、サニブラウンが22位、柳田が日本勢2番手の33位にいる。柳田のほか、昨年の日本選手権でこの種目を制した坂井隆一郎(大阪ガス=自己ベスト10秒02)、日本歴代3位タイの9秒98を持つ小池祐貴(住友電工)と桐生祥秀(日本生命)、自己ベスト10秒10の東田旺洋(関彰商事)らが日本選手権にエントリーしている。五輪内定のサニブラウンは出場しない。

 東京五輪代表で自己ベスト10秒01の多田修平(住友電工)と、9秒95の日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)はともに体調が万全ではないことなどを理由にパリ五輪への挑戦を断念している。

 日本選手権の順位や、世界ランキングの順位などをもとに、最終的に代表選手が選考される。日本選手権の男子100メートルは29日に予選と準決勝が行われ、30日に決勝が行われる。(デジタル編集部)

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