万博建設費など最大76億円追加…簡易型パビリオン「タイプX」のうち6棟は協会負担に
読売新聞 / 2024年6月27日 23時34分
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は27日、大阪市内で理事会を開き、参加国向けの簡易型パビリオン「タイプX」の建設費など最大76億円を追加で支出することを決めた。会場建設費の予備費130億円を充てることも検討し、総額の2350億円の範囲内に収めるとしている。
海外パビリオンを巡っては、参加国が自前で建設する「タイプA」について、資材高騰や人手不足を背景に施工業者探しが進まず、万博協会は昨年8月、協会が建設を代行するタイプXへの移行を提案。今年1月以降、9棟の建設を進めているが、プレハブ方式で画一的な外観への抵抗感などから、移行を決めたのは26日時点でブラジルなど3か国にとどまる。
万博協会は、利用が見込めない最大6棟分の建設費は、協会が負担せざるをえないと判断。建物を参加国・地域が共同で利用するパビリオン「タイプC」に転用するための費用や、万博から撤退する国の空き区画を休憩所として活用する費用なども含め、50億〜76億円の負担が必要と試算した。
また理事会では、紙の入場券を全国のコンビニエンスストアなどで10月から販売することも決まった。混雑が予想される時間帯や繁忙期を除き、日時予約なしで入場できる。
昨年11月に発売した入場券は、主に専用サイトでID登録して購入する電子チケットで、ネットで来場日時の予約が必要だった。
一方、認める方向で検討していたペットの犬の入場については、結論が先送りされた。
この記事に関連するニュース
-
万博チケット『紙』でも販売へ 博覧会協会は紙チケット購入者にも“ウェブで日時指定の予約”を推奨
MBSニュース / 2024年6月27日 19時30分
-
【万博】売り上げ伸び悩み 紙チケットも販売へ 予約なしの入場も検討 来場日時の指定必須の電子チケットは"複雑"
ABCニュース / 2024年6月27日 12時16分
-
【万博】全9棟の利用国は決まるのか 余った「タイプX」は「校外学習の休憩館」に
ABCニュース / 2024年6月26日 18時47分
-
タイプXの負担増、最大77億円 万博協会、移行進まず
共同通信 / 2024年6月24日 21時10分
-
万博パビリオン追加費用、最大77億円 簡易型への移行進まず
毎日新聞 / 2024年6月24日 21時3分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)