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ポケモンの聖地は三重県?…スペイン村にバトルコート、ホテルにミジュマルルームなどコラボ続々

読売新聞 / 2024年6月28日 14時40分

 三重県が「ポケモンの聖地」と呼ばれる日が来るかもしれない――。人気ゲーム「ポケットモンスター」とコラボしたイベントやグッズなどを官民が矢継ぎ早に打ち出している。子供から大人まで幅広いファン層を取り込もうという県を挙げたムーブメントとなっている。(増実健一)

◆スペインつながり

 複合リゾート施設「志摩スペイン村」(志摩市)は29日から、「ポケモン課外授業in志摩スペイン村」と題したイベントを始める。新作の「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」の舞台がスペインをモチーフとしている縁で、コラボが実現した。

 9月23日までの期間中、スペイン村のマヨール広場に、ゲームに登場する街「テーブルシティ」のポケモンが戦う舞台・バトルコートが登場する。パーク内には70種類以上のポケモンが登場する。「謎解き」の要素を入れたラリーも開催し、最後の謎を解くとオリジナルポーチが手に入る。

 食事メニューは8種類を用意する。コライドンやミライドンをイメージしたタパスや、ピカチュウをのせたソフトクリームなど。

 鳥羽国際ホテル(鳥羽市)は、みえ応援ポケモン・ミジュマルとコラボした客室「ミジュマルルーム」(1室)を提供している。リゾートホテル「NEMU RESORT」(志摩市)に続き、2例目だ。

 室内には、ミジュマルの萬古焼急須や尾鷲ヒノキのコースターなどを用意。部屋に隠されたモンスターボールを見つけると、プレゼントが手に入る。料金は1泊夕朝食付きで1人3万4320円(税込み、2人宿泊時)から。

◆工芸品にも

 ポケモン愛好者の年齢層は幅広い。第1作は1996年、携帯ゲーム機「ゲームボーイ」で発売された。当時の子供たちは現在、30〜40歳代になる。スマホゲーム「ポケモン GO」は年配者にも好評という。

 一連のコラボ企画は、ポケモンを「入り口」にして、幅広い消費者層に三重の魅力を知ってもらいたいという思いがある。

 伊勢とこわかや(伊勢市)が発売したミジュマルのクッション(税込み5610円)は、県指定伝統工芸品「松阪木綿」を使ったもので、独特の風合いが特色だ。おかげ横丁や鳥羽一番街など県内各地で販売する。

 離島観光の足として9月に就航する鳥羽市営定期船「はばたき」にも、ミジュマルがラッピングされる。

 鳥羽市内には神島など四つの有人離島があり、現在、6隻の定期船が就航している。その1隻の代替船で、8月26日に行われる就航式でお披露目される予定だ。一見勝之知事は「多くの観光客に来てほしい」と話している。

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