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陸上日本選手権、男子3000m障害で青木涼真が初優勝…五輪2大会連続出場有力に

読売新聞 / 2024年6月28日 0時33分

男子3000メートル障害で優勝した青木涼真(27日)=三浦邦彦撮影

 陸上・日本選手権第1日(27日・新潟デンカビッグスワンスタジアム=読売新聞社後援)――パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子3000メートル障害は青木涼真(ホンダ)が8分24秒21で初優勝した。世界ランキングで出場圏内におり、東京五輪に続く2大会連続出場が有力となった。女子走り高跳びは高橋渚(センコー)が1メートル87で3連覇。女子ハンマー投げはマッカーサー・ジョイ(所属なし)が65メートル66で2連覇を果たした。

ラスト1周一気に前へ

 クレバーな走りで初タイトルをつかんだ。男子3000メートル障害の青木は、ラスト1周のバックストレートで初めて先頭に出た。最後の障害物を跳び越えてから突き放し、「まだ日本選手権のタイトルがなかったので、とりあえずホッとしている」と笑みを浮かべた。

 五輪代表に内定している三浦龍司(SUBARU)が不在の中、他の選手に負けるわけにはいかなかった。昨年の世界選手権では決勝進出を果たして14位。6位に入賞した三浦の陰に隠れているが、世界のファイナリストだ。「鬼の居ぬ間に、初優勝を取らせてもらった。若手の目指す背中になりつつ、三浦君の背中も追っていきたい」と、自身の立ち位置を自覚する。

 法大時代は環境応用化学を学ぶ理系ランナーとして文武両道に励み、2年時には箱根駅伝の5区で区間賞を獲得した。実業団で実力を伸ばし、2021年の東京五輪に出場。しかし、予選敗退に終わり、「世界大会に出ただけでは満足できない。出たからには結果を出したい」と、一層のレベルアップを図ってきた。

 昨年の世界選手権の結果にも「決勝では、ふがいない走りに終わってしまった」と満足はしていない。「本番はパリだと、もう切り替えている。この3年分の思いをぶつけていきたい」。次は五輪の決勝で、磨いてきたスピードを爆発させるつもりだ。(田上幸広)

女子走り幅跳び・高橋3連覇も「自分の弱さ出た」

 女子走り高跳びの高橋は「3連覇はうれしいが、悔しい。自分の弱さが出た」。1メートル87までは一発クリア。逆転による世界ランキングでの五輪出場に望みをかけて1メートル90に挑んだが、失敗に終わった。「跳びたい思いが強すぎて(体が前に)突っ込むのがなくならない限り難しいのかな」。ただ、今季は海外も転戦し、自己記録も1メートル88まで更新。「来年の世界選手権は必ず出たい。今季中に1メートル90をクリアしたい」と誓った。

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