1984年から10期連続で務めてきた大分・姫島村長が引退へ…現職の村長で全国最長
読売新聞 / 2024年6月28日 10時58分
10期連続で、大分県姫島村長を務めている藤本昭夫氏(81)が27日、今期限りでの引退を表明した。任期満了は11月25日。全国市長会と全国町村会によると、現職の村長としては全国最長で、市区町村長では山梨県早川町長の辻一幸氏(83)(11期)に次ぐ長さという。
村総務課によると、この日の定例村議会の開会前に、議場で明らかにした。藤本氏は読売新聞の取材に、高齢と体力の衰え、在任期間の長さを理由に挙げ、「長期間続けることへ批判もあり、10期目に当選した時から考えていた。新しい風を吹き込まなければならない」と語った。後継は、支援者と話し合うという。
藤本氏は村長を7期務めた父・熊雄氏が在任中に急逝したことに伴い、立候補。初当選した1984年から8回連続で無投票当選を重ね、2016年には61年ぶりに選挙戦となった村長選に勝利した。
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