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中国・蘇州で日本人母子らが男に襲われた事件、制止した中国人女性が死亡…日本大使館が半旗

読売新聞 / 2024年6月28日 18時39分

 【広州=鈴木隆弘、北京=吉永亜希子】中国東部の江蘇省蘇州市で、スクールバスを待っていた日本人母子ら3人が刃物を持った中国人の男に襲われた事件で、蘇州市公安局は27日、男を制止しようとして刺された中国人女性の胡友平さん(54)が死亡したと発表した。胡さんを悼み、たたえる声が高まっている。

 新華社通信が目撃者の話として伝えたところによると、胡さんは子供を世話するためスクールバスに同乗しており、事件が発生した24日夕、バス停で母子を襲った男を後ろから押さえつけたが、逆に刺され、倒れた後も刺され続けた。胡さんのおかげで日本人の未就学の男児は難を逃れたという。胡さんは意識不明の重体となり26日に亡くなった。

 蘇州市公安局は胡さんが被害拡大を防いだとしている。多くの官製メディアが胡さんの行動をたたえている。中国のSNS 微博 ウェイボーでは、胡さんが死亡したニュースが検索ランキングでトップとなった。「偉大だ」「英雄だ」などと2万件を超えるコメントが寄せられた。

 北京の在中国日本大使館と在上海総領事館は28日、半旗を掲げて弔意を示した。金杉憲治・駐中国大使は記者団に「日本政府、国民を代表し、勇気ある行動に深い敬意を表すとともに、心からのお悔やみを申し上げる」と述べ、中国当局と連携して邦人の安全確保に努めることを強調した。

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