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国連安保理、ロシアと北朝鮮の新条約で緊急会合…「重大な懸念」との声相次ぐ

読売新聞 / 2024年6月29日 12時53分

米国のロバート・ウッド国連代理大使(28日)=AP

 【ニューヨーク=金子靖志】国連安全保障理事会は28日、ロシアと北朝鮮が締結した軍事面での協力を強化する「包括的戦略パートナーシップ条約」に関する緊急会合を開き、各国から新条約に対する懸念の声が相次いだ。日米韓などは、ロシアが安保理決議に違反して北朝鮮から弾道ミサイルを取得し、ウクライナ侵略に使用しているとして非難した。

 米国のロバート・ウッド国連代理大使は、新条約について「ここにいる全員が重大な懸念を抱いている」と強調した。露朝の兵器取引について「数十発のミサイルに加え、コンテナ1万1000個以上の軍需品が北朝鮮からロシアに運ばれた」と指摘した。日本の山崎和之国連大使は、新条約は「国際社会にとって重大な懸念だ」と強調した。

 これに対し、ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は、北朝鮮との兵器取引について、「根拠がない」と否定。新条約について「朝鮮半島での戦争再発リスクを軽減させるためのものだ」と主張した。北朝鮮の 金星 キムソン国連大使は、新条約が「ロシアとの協力関係を強化・発展させていく」と強調した。

 日米韓を含む48か国と欧州連合(EU)は会合前、新条約について「世界全体に及ぼす安全保障上の影響を深く懸念する」とする共同声明を発表した。

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